2007年4月26日木曜日

無事これ名馬です。

昨日の横浜・巨人のプロ野球を見ていたら、巨人の小笠原のコメントで高橋由伸が一塁からホームまで激走したのを見て燃えたと言っていました。
解説者もこういうのが大事だというようなことを言っていました。
映像をみると高橋は確かに一生懸命走って、最後はホームベース上でへたりこんでいました。
でも私には高橋はまだまだ回復していないのかなと思ってしまいます。

同じ日の朝、ヤンキースの試合を見ましたが、故障明けの松井がやはりポサーダの二塁打で一塁からホームまで全力疾走してきましたが、何事もなかったようにケロッとしていました。
松井に限らずMLBの一流選手は、A・ロッドでもジオンビでもこのくらいあたりまえのようにこなします。
高橋は松井よりひとつ年下のはずですが、最近はすっかりベテランという感じです。
ケガが多くて満足な練習ができないのかもしれませんが、もう一度身体を鍛え直す必要があるような気がします。

ケガといえばデビルレイズの岩村が脇腹をいためてDL入りしました。
好調だっただけに残念ですが、素人の私が言うのもなんですが、今の岩村のバッティングでは故障の危惧はありました。
打つ時に目一杯身体が開いてしまうのを、なんとか腕を遅らせてレフト側に打っていましたが、これでは上半身に負担がかかり、いかにも無理な打ち方に見えます。
これまで好調でしたが、今のままでは甘い球をレフト側にしか打てず、外角の変化球にはついていけないのではないかと思います。

ロッキーズの松井稼頭央の故障はもっと残念です。
もともと日本でプレーしていたときはイチローにも匹敵するような選手で、今年は好調だったので期待していたのですが。
そう考えるとやっぱりすごいのはイチローということになります。
バッティングに関してはMLBにはもっとすごい打者がたくさんいます。
もとヤンキーズでいまタイガースのゲーリー・シェフィールドはホームランを打たなくていいのなら俺もあれぐらい打てると言っていますし、レッド・ソックスのラミレスもヒットならいつでも打てると言っています。

確かにイチローのヒットはアメリカの芝に助けられた内野安打が多いのも事実です。
イチローが本当にすごいのはあれだけ出塁して走り回ってもビクともしない頑強な身体とスタミナではないでしょうか。
昨年はわずか一試合しか休んでいないようです。
ヤンキースの松井よりひとつ年上ですが、相当節制して鍛えているということでしょう。
200本以上の安打を何年も続けていけるのもこの頑強な身体とスタミナがあるからでしょう。
シェフィールドがいくら頑張っても何年間も200本の安打を続けることはできないでしょう。

2007年4月25日水曜日

ゴジラ復活か。

ヤンキースの復帰後の松井がホームランを打ちました。
いよいよゴジラ復活というところでしょうか。
ゴジラといえば本物のゴジラは復活するのでしょうか。
毎日書くブログと一緒で、何十作も作ってしまうと、マンネリ化して、もうなかなか新しいストーリーもできないのかもしれません。

アメリカ版のゴジラは駄作でしたが、CGはやはり迫力がありました。
日本のゴジラも思い切ってもっとCGを使ったらどうなのでしょう。
予算とかがかかるのでしょうか。
日本のゴジラは着ぐるみがほとんどでしたが、一作目はコマ撮りでした。

動きはぎこちなくスローモションでしたが、それがかえってゴジラの不気味さや怖さを醸し出して、シリーズ最高傑作と考えている人も多いのではないでしょうか。
コマ撮りの特撮といえばアメリカのレイ・ハリーハウゼンが第一人者といわれるらしく、多数の恐竜や怪物を撮影しているようです。

彼はゴジラなどの気ぐるみには否定的だったようです。
でもコマ撮りといえばアメリカ人だけでなく日本にも世界的な姉妹がいます。
そうです。北海道出身「こまどり姉妹」です。
「お姉さんのつまびく三味線に~♪」ジャカジャン♪

2007年4月24日火曜日

「美人プロゴルファー」といわれても。

今日の札幌は朝から大変天気が良くて気温も上がっています。
北海道にもようやくゴルフシーズン到来というところでしょうか。
テレビのゴルフ中継を見ていてずっと気になっているのが、インタビューの時のプロゴルファーの受け答えです。

インタビュアーが選手に「お疲れ様でした」と言うと、選手側も皆「お疲れ様でした」と決まったように答えます。
これって変ですよね。
選手の言うお疲れ様って一体誰が疲れたんでしょう。
仲間内で互いにお疲れ様と言い合うのはわかりますが、相手は第三者のインタビュアーですから、世間一般の常識からいえば、普通は「はい、ありがとうございます」とか「ごっつあんです」?とかではないでしょうか。

芸能界では夜でも昼でも顔をあわせると「おはようございます」と言うようですが、これも業界の仲間同士のことでしょう。
プロゴルファーも最近は大卒が多いですが、スポーツばっかりやっていて常識を身につける暇がなかったのでしょうか。
協会の幹部はどう考えているのでしょうか。

でもショップなどの店員さんが交代のために午後に顔を合わせた時も、互いに「おはようございます」と言うのが普通のようですので、プロゴルファーの「お疲れ様です」も深い意味はなく、単なる決まり文句なのかもしれません。

そういえば雑誌やテレビのワイドショウなどでは何かの事件の時、関係者が若い女性の場合、OLでも女子大生でも、彼女が美しかろうと、そうでなかろうと必ず頭に「美人」がつきます。
業界の誰かが言っていましたが、この「美人」という表現も単なる決まり文句で、接頭語のようなものなのだそうです
「美人プロゴルファー」などといわれても、真に受けずに一生懸命技術を磨きましょう。

2007年4月23日月曜日

笑って許しましょう。

昨日は地方選挙のため、今朝の新聞はチラシが一枚も入っていなくて、その薄っぺらさがかえって変な感じがしました。
普段は新聞をとっているというより、チラシをとっているのではないかと改めて思います。
最近のチラシはパチンコ業界と美容業界のものが多いようです。
両業界ともそれだけ競争が激しいということでしょうか。

パチンコ業界は30兆円市場といわれていますが、新台入れ替えの問題もあってなかなか経営はきびしいようで、大手による寡占化が進んでいるといいます。
地方競馬なども存続か廃止かで論議になっているところも多く、ギャンブル業界全体が縮小ぎみなのでしょうか。

皐月賞で人気漫才コンビの一人が大穴を当てたと報じられていましたが、あれは本当のことなのでしょうか。
私のようなひにくれものは、あれは中央競馬会の宣伝だったのではないかと考えてしまいます。
もしそうならなかなか良くできたコマーシャルではないかと思います。

カリスマブロガーとかに金を払い、提灯記事を書かせて宣伝するよりよほど気が利いています。
もし後で真実がばれても目くじらを立てずに、どうせ漫才師がやったことですので、皆さん笑って許してあげましょう

2007年4月21日土曜日

メディアに襟などないのでしょうか。

先日NHKのBSでローリングストーン誌による歴代ベスト100ミュージックの発表を放送していました。
ミュージシャンや評論家たちのもっとも影響を受けた楽曲を投票してもらった結果だそうです。
一位はボブ・デュランのライクアローリングストーン、二位はローリング・ストーンズのサテスファクション、三位はジョン・レノンのイマジンでした。

どうもローリングストーン誌のこの手の投票では、ライクアローリングストーンとローリング・ストーンズが必ず上位に来るようで、前にイギリスで似たような企画をやったときも同じような結果だったと記憶しています。
欧米人のジョークでしょうか。
このような投票の時になると、エルビス・プレスリーやビートルズは不利なようです。
ヒット曲が多すぎて票が割れるからではないでしょうか。

プレスリーなどはベスト・アルバムを何枚でも出せるくらい名曲が多いようです。
以前イギリスのBBCだったでしょうか、今世紀でもっとも影響力があった曲みたいなランキングで一位がキンクスのユー・リアリー・ゴット・ミーだったのにはちょっと驚きました。
確かにユー・リアリー・ゴット・ミーは名曲で、ドアーズのハロー・アイ・ラブ・ユーはこの曲の盗作ではないかといわれた曲ですが、日本にいるせいでしょうか、それほどの影響力があったとも思えないのですが。

ビートルズやストーンズ、クリフ・リチャードなどの曲はやはり票が割れたのではないでしょうか。
余談ですが私はキンクスならサニー・アフターヌーンが一番好きです。
今年は国民の投票による選挙の年です。
安倍総理は支持率はあまり気にしないと言っています。

民主党の小沢代表も表に現れる支持率より、実際に選挙で投票する人の支持率が大事だというようなことを言っています。
そのまんま・東現象で、お笑い・ミーハー選挙にならなければ良いのですが。
メディアももうそろそろ東国原知事のどうでもよい報道は控えたらいかがでしょう。
小泉劇場を煽りすぎたことで、「我々も少し反省しなければ」などといっていましたが、また同じことを繰り返す。
なにかあると「我々も襟をたださなければ」といいますが、メディアには襟などないのかもしれません。

2007年4月20日金曜日

15の時にはじめてしゃべったのだ。

北斗の拳のラオウの葬儀が東京であったとのこと。
3000人もの参列者があったといいますが、何を考えているものやら。
かつてあしたのジョーの力石徹の葬儀もありましたが、みなさん暇ですね。
そういえばラオウという名前のラーメンもありました。

漫画のキャラクターで主人公よりライバルの方が人気が出ることがよくあります。
主人公を引き立てるには強力なライバルが必要で、その結果ライバルの方が強くて魅力的なキャラクターになってしまいがちなのでしょう。

脇役のはずがいつのまにか主人公になってしまったのがバカボンのパパですね。
もともと一話目を見ればわかるとおり、バカボンを主人公にするつもりだったのが、息子より父親のほうがよりいっそうバカであろうという発想から、完全にパパがバカボンをくってしまい、今では天才バカボンといえばバカボンのパパのことを指すみたいにまでなってしまいました。
こうなったらバカボンのパパのパパを見たくなります。
バカボンの弟のハジメちゃんは天才で生まれてすぐ喋りましたが、バカボンのパパはそれをみて「わしは15の時にはじめてしゃべったのだ」と驚いていました。

それでも都の西北早稲田の隣のバカ田大学に入ったのですからさすがです。
ラオウや力石の葬儀をやったぐらいですから、いっそのこと本当に早稲田大学の隣にバカ田大学でも作ってはいかがでしょう。
「喫茶バカ田大学」なんてよさそうですね。
もしかしたらもうあるのかな。

2007年4月19日木曜日

コピー商品を見分ける特許はないのですか。

特許庁の売店でニセブランド品が売られていたそうです。
この業者はよそでもコピー商品を売って問題になっていたそうですから、特許庁の審査はどうなっていたのでしょう。

特許庁ではブランド品の真贋の判定は難しいので、もう売るのはやめたと言っていますが、
商標権を管理する役所としてはちょっと情けない気がします。
テレビのニュースを見ると、グッチやコーチの商品が多いようでしたが、グッチやコーチはコピーブランドの主力商品みたいになっています。

コピー商品もむかしは粗雑なものが多かったのですが、最近のものはなかなか見分けがつかないぐらい精巧になってきています。
中国製が多いようですが、さすが中国4千年の歴史でしょうか。
グッチやプラダなどは前はイタリアのマフィアがらみの横流し品みたいなものが多かったようですが、中国製のほうが品質は良いように思います。

知的所有権の問題でアメリカはWTOに中国を提訴しましたが、中国は逆に怒っています。
そもそも知的所有権とか契約とかの概念は中国人には乏しいのでしょう。
でも北朝鮮にしても中国にしてもアメリカに対して臆することなく、堂々と自分の意見を主張するのはある意味すごいですね。

日本人ならすぐいうことをきいてしまいそうです。
でもそうやって相手の要望にあわせる努力をすることが、日本が発展の源かもしれません。

2007年4月18日水曜日

人間欲を出してはいけません。

真珠の養殖の投資話の詐欺が話題になっています。
またかという感じですが、この業者の社長は鯛の養殖詐欺にも関係しているとのことで、全くひどい人間です。

今時こんな詐欺に引っかかるほうが悪いという見方もありますが、詐欺師というのは、善良な人間がまさかそこまではしないだろうということを平気でできるものです。
また騙し易い人から容赦なく騙し取ります。

老人はもとより、長いつきあいの信頼している人間でも平気で裏切ります。
知らない人間より知っている人間の方が騙すのが簡単だからでしょう。
立派な社屋に、有名人を使ったコマーシャル、自信を持ったセールストークですっかり騙されます。
すばらしい商品を扱っているところほど、商品に自信があるため、営業力が劣ったりしますが、なにしろ詐欺師は扱っている商品に全く自信がないため、逆にすごい営業力を持っていないとビジネスが成り立たないのです。

確かに引っかかる方も欲に目が眩んだということもあると思います。
ある旅人が、山中で鶴が怪我をしているのを見つけました。
もともと鳥は嫌いだった旅人ですが、鶴の恩返しの話を思い出して、一生懸命手当てをして食べ物まであげたそうです。

それからずっと鶴が恩返しに来るのを待っていましたが、いつまでたっても来ません。
旅人があれは鶴ではなくてサギだったと気がついたのはずっと後になってからだそうです。
人間欲を出してはいけません。

2007年4月17日火曜日

言うは易しと言いますが。

円安が続いています。
特に対ユーロでの落ち込みが激しいです。
ユーロが高くなると日本人の好きなルイ・ヴィトンやエルメスなどの日本での価格が上がります。
十年ほど前から比べるとヨーロッパのブランド品の値段はかなり上がっています。
最近も一流ブランドの日本での売れ行きは好調といいますが、売上げアップのほとんどは価格の上昇分ではないかと思ってしまいます。

実際出荷数は一時より落ちているブランドも多いのではないかと思います。
海外の商品が円安で高くなるということは、日本で生産される商品は海外で安く売れるということで、日本のメーカーにはチャンスですが、日本の伝統工芸はどうでしょうか。

確かに一部では日本の伝統工芸も人気ですが、メジャーにはなかなかなれないようです。
漆器などで欧米でも日常的に使えるデザインの商品も輸出して好評なようで、日本政府も新しいデザインのものなどを奨励していますがまだまだのようです。

私は海外でも売れる商品は、まず日本で売れるものでなければだめだと思います。
そうでなければ海外では、ただの珍しいエキゾチックな商品で終わってしまうような気がします。
日本の伝統の技術を生かしながら、あまり日本くささを強調し過ぎないほうが受け入れられやすいのではないでしょうか。

日本的な柄だとどうしても周りのものと違和感が生じてしまいます。
ちょっと見には日本らしくないものでありながら、実はよく見ると日本の伝統の技術や文化を生かしているという商品はできないものでしょうか。

2007年4月16日月曜日

祇園精舎の鐘の声てか。

早稲田のハンカチ王子が6大学の開幕戦に登板したことが話題になっています。
昨年の4倍以上の17000人の観客がきたそうです。
従来の観客と違うのは、30歳代から40歳代の女性客が大勢押し寄せたということらしいです。
この30代から40代の女性というのは流行には何でも飛びつく層みたいです。

小泉首相ブームのときは純ちゃん、純ちゃんと叫び、冬のソナタではヨンさま、今は一生懸命ハンカチを振っています。
3~4年位前まで続いた異常なブランド品ブームの主役も実はこの人達です。
一流ブランドの商品は今も昔も安定した売上げはあるのですが、この前のブームの時の品不足、それによる価格上昇は異常でした。

人気商品や限定商品はプレミア価格で売られ、中には定価の何倍もの価格で取引されたものもありました。
私も定価10万円位のヴィトンのバッグを25万円で仕入れて、翌日35万円で売り抜けたこともあります。
これらの商品を買ってくれたのもやはり30代から40代の女性達が圧倒的でした。
なにしろ暇と金がある割りに思慮分別がないといったら失礼ですが、商品知識が乏しいのにブランド品なら何でも飛びつきました。

プラダのことをプラザと言ったり、フェラガモの靴をカルガモ(本当の話です)、フェンディをフレンディーやフレッティーとか、もうどうでも良いという感じです。
印象に残っているので、それほど有名ブランドではありませんがパーソンズの時計を買うのにパーキンソンと言った女性もいました。私はおもわず「奥さんそれじゃ病気でしょ」
この年代の女性の購買力は高くて、うまく商売に取り込めれば大きな利益をあげることができますが、なにしろ移り気。

ブランド品ブームもすっかり落ち着いてしまい、中古品の価格も一時の面影はなく、すっかり落ち込んでしまいました。
韓流ブームも去ってしまいつつあるようです。
やはりブームに便乗したビジネスは長続きしないようです。

2007年4月14日土曜日

何か身体に悪いものが食いたい。

住んでいるマンションのリビングルームの照明の調子がどうも良くなく点いたり消えたりします。
もうここに住んで丸9年になります。
もともとは分譲マンションの部屋を借りているのですが、借りたときからあまり手を入れられていなかったので、あちこち傷みがきています。

自分の持ち物ではないので勝手にいじる訳にもにかず不便を我慢して使っています。
そろそろ引越しを考えていて、昨年賃貸マンションを借りる寸前までいったのですが、連帯保証人の所得証明が必要とのことで断念しました。
もともと連帯保証人になってもらうのも気がひけるのに所得証明までは頼めなかったからです。

家は買ったほうが得か、借りた方が得かといえば借りたほうが得なのは周知のことですが、でもやはり借りているというのも不自由なもので購入したくなる人の気持ちもよくわかります。
でも貧乏な私には家を買う余裕はありません。
借りるにしても前述のようになかなか借りづらくなっています。
私などまだましですが、高齢者になるとなかなか部屋を貸してくれないようです。

日本も段々貧乏人と高齢者には住みづらい国になっていきます。
社会保障費も年々削られていきます。
日本の社会保障費が膨大にかかるのはやはり日本人の寿命が長すぎるということもあるのでしょうか。
貧乏人ほど粗食なのでかえって長生きするのかもしれません。
金持ちが食べている高価でおいしいものほど身体に悪いような気がします。
ああ~、何か身体に悪いものが食いたい。

2007年4月13日金曜日

頭から否定しないで聞いてみてはどうでしょう。

横浜ベイスターズの投手の協定違反の契約金について問題になっています。
西武の裏金問題といい、最近プロ野球のドラフト制度や希望枠について改善が必要だと言われています。

こういう時になると必ず出てくるのがスポーツライターとかコメンテーターという輩です。
彼らの金科玉条は「アメリカでは」とか「サッカーでは」などというものです。
今回も「アメリカでは完全ウエバー制でやっているから日本も」などと言っています。

もともとドラフト制度や契約金の上限の規制は、戦力の均等化や選手の年棒の高騰の抑制などを念頭においたものと思いますが、ウエバー制を実施しているメジャーリーグの現状はどうでしょうか。
松坂のレッドソックスの所属する、ア・リーグの東部地区は、毎年のようにヤンキースとレッドソックスの優勝争い、デビルレイズの最下位争いと決まっています。

選手の年棒もA・ロッドの年俸は実に30億円ほどで、その他の一流選手の年俸も軒並み高騰しています。
これは考えてみればあたりまえで、ウエバー制で有望な新人を確保できなかった人気球団や金持ち球団は、金にあかせてFAやポスティングシステムで良い選手を獲得しょうとするからでしょう。
松坂や井川の例をみても明らかです。
巨人軍を金で選手をつれてくると批判するメディアやスポーツライターたちは、なぜかヤンキースのことはオールスター軍団などとほめそやします。
もう少し客観的な基準をもって批判できないものかと思います。

日本ではもう巨人一辺倒ではなく、ソフトバンクや日本ハムなど地域に根ざした人気球団も出てきていることもあり、いっそドラフトなどやめて自由競争にしてはどうでしょう。
自由競争にすると選手の年俸が高騰すると心配する向きもありますが、アメリカの例を見てもわかるように、ウエバー制にしても同じことです。

むしろ実績のあるFA選手を獲得する金額に比べると、いくら有望であってもプロでの実績のない新人選手獲得にかかる金額の方が安くつくでしょう。
新人選手も自分の希望する球団に入れるので、FA宣言して出て行く比率も少なくなるかもしれません。

要するに新人に金をかけるか、ベテランに金をかけるかの違いで、総額にそれほど違いはないように思います。
スポーツライターたちが悪鬼の如く忌み嫌う巨人の渡辺会長が言いたいことは案外こんなことなのではないかと思ってしまいます。
渡辺氏のいうことも頭から否定しないで冷静に考えてみたらどうでしょう。

2007年4月12日木曜日

有名になると色々言われます。

今日は札幌は朝から季節外れの雪が降っています。
日頃の行いが悪いせいか、タイヤ交換の予約をしていたので、寒い中重たいタイヤを積んでディーラーまで持っていきました。
雪のない地方の方はわからないかもしれませんが、雪国では年に2回夏タイヤと冬タイヤを交換するのです。

私の愛車はフォルクスワーゲンのニュービートルです。
ナンバーは28番を指定してつけました。
ビートルズファンならわかると思いますが、フォルクスワーゲンのビートルの28番というのは、ビートルズのアルバム、アビロードのジャケットに写っているビートルと同じ番号です。
アビーロードはビートルズのアルバムで一番売れたレコードですが、同時にこのアルバムのジャケット当時話題になっていたポール・マッカートニー死亡説を裏付けるものだといわれました。

その根拠は、まずジャケットの写真のポールは左利きなのに右手にタバコを持っている。
これはポールの替え玉であるからだ。
またポールだけ裸足で、これは死者を表わしている。
他のメンバーの服装を見ると、ジョンが神父、リンゴが葬儀屋、ジョージは墓堀人夫の格好をしている。

そして停まっている、ビートルズを象徴するビートルのナンバーが28IFなのは、もし今ポールが生きていたら28歳だという意味だというようなものです。
実にくだらないといえばそれまでですが、ビートルズ自身もこのたあいもないうわさを楽しんでいた節もあったようです。
当時イエスタデーの時の声紋とアビーロード時の声紋を比べて、その違いを説明している雑誌もありました。

欧米人は死亡したスターが実は生きているといううわさも好きなようです。
エルビス・プレスリー生存説やジョン・レノン生存説もありました。
たいていは合成した写真を使って、今は精神病院にいるとか、半身不随になっているとか悪質なものです。
そういえば日本でもキックの鬼、真空飛び膝げりの沢村忠も引退後、歴戦の後遺症で車椅子の生活だなどといい加減なうわさがまことしやかに伝えられました。
志村ケン死亡説というのもありましたが、本人が出てきて「ダイジョーブダ~」と言ったとか言わなかったとか。
有名になると色々言われますね。

2007年4月11日水曜日

男は歳を取るとなさけないです。

団塊の世代の地域デビューというのが話題になっています。
定年を控えて、職場でしか社会との繋がりのないお父さんたちが、会社をやめた後、地域のコミュニティーに積極的に参加して第二の人生を楽しもうというようなものらしいです。

なんとか地域の人達に溶け込もうとして一生懸命気をつかっている姿をみると、本当に団塊の世代というのは何事についても真面目だなあと思ってしまいます。
私は団塊の世代よりは下ですが、なにも今まで会社で人間関係や仕事でさんざん気をつかってきたのですから、定年後くらいゆっくりしたらいいのにと考えてしまいます。
どうも団塊の世代というのは、こうすべきだとかこうあらねばとか真面目に考えすぎる傾向があるように思います。

もっとも本人は家でのんびりしたいと思っても奥さんが嫌がるので、しょうがないから外に活動の場をもうけざるを得ないのかもしれません。
家でゴロゴロしているから嫌われるので、掃除や料理などを覚えて奥さんを手伝ってやれば奥さんも時間ができて一緒に遊んでくれるかもしれません。
それにしても日本の女性は平均寿命が示す通り世界一強いのではないでしょうか。

スポーツでも女子はマラソンでもスケートでもゴルフでも世界に通用しますが、男子はほとんどダメ。
会社で出世できないとか、国会議員が少ないとかいいますが、要するに気を使って寿命を擦り減らすようなことは男にやらせて、実権は女性が握っているのかもしれません。
団塊の世代の地域デビューの姿をみていると、会社をやめてもまだ誰かと一緒でなければ生きていけないのかなと思いますが、根底には奥さんに見捨てられて、自分ひとりで生きていかなければならなくなる恐怖があるのかもしれません。
男は歳を取るとなさけないですね。

2007年4月10日火曜日

10万円の香水って誰がつけるのでしょう。

このところ高価な香水を二つ続けて入手しました。
ひとつめはジャンパトウの1000(ミル)のパフュームで15ml壜で定価57000円位するものです。
缶ビールの小さい方でも350mlですから、15mlというと本当にわずかな量です。
これでも高いなと思っていたらさらに上のものが入ってきました。
同じくジャンパトウのJOYのパフュームでバカラのクリスタルボトル入りのものです。
これですとまともに買えば15mlで100000円位します。
こんな香水一体どんな女性がつけるのだろうと思います。

昔、田舎の畑などに行くと肥溜めがあり、そのにおいを「田舎の香水」などといいました。
遠足などにいくとたまにはまって悲惨なめにあうやつもいました。
昔は家庭の便所も汲み取り式で、馬に桶を載せた馬車が汲み取りに来ていました。
ひしゃくですくうのですが、ひしゃく一杯いくらで請け負っていたようです。
なにしろ馬ですので、ときどき車などに驚き、暴れて桶をひっくり返すことがありました。

そうなったらその付近は本当に大変な状況になったものです。
そのうち汲み取りもバキュームカーが行うようになりました。
真空(バキューム)の力で吸い取るようにした訳ですね。
でも「香水」と「いなかの香水」、パフュームとバキューム。
この不思議な語呂合わせに気づいたのは私だけでしょうか。

2007年4月9日月曜日

競馬のコマーシャルは趣味でやってるの

テレビの競馬中継では中央競馬会のコマーシャルを盛んにやっていますが、これって何のためにやっているんでしょう。
他の番組ならともかく、もともと競馬中継を見ている人は競馬フアンがほとんどでしょうから、いまさらコマーシャルをする必要があるのでしょうか。
釣った魚に餌をやっているみたいで、何か趣味でやっているように見えます。

競馬といえば少し前、百何十連敗とかの馬が話題になっていました。
負けても負けても一生懸命走る姿が心を打つとマスコミなども煽り立てました。
でも馬は特に故障がなくて、オーナーや調教師が出走を決めればレースで走るのはあたりまえです。
競馬は勝負事ですから、出走させるオーナーも調教師もそして馬も勝つために一生懸命頑張るものです。

負けた馬が脚光を浴びるのでは懸命に頑張って勝った馬も関係者もやりきれないでしょう。
でもこんなことを言ったら、お前は物事を斜に見る、皮肉れているといわれます。
このことばかりでなく、マスコミは話題になりさえすれば良いとばかり、色々と煽り立てます。
我々はもっと冷静に客観的にものをみていかなければならないと思いますが、メディア側ももう少し公平な報道ができないのでしょうか。
テレビのコメンテーターとかいう人達はたいそう立派なことを言っているんですがねぇ。
まあメディアなんてものはしょせん何をいっても「馬耳東風」ということでしょうか。

2007年4月7日土曜日

私の方が間違っているのでしょうか

デパ地下で久しぶりに惣菜を買いました。
大体売値は100gいくらと表示していますが、あまり買いなれていないので、100gというのがどの位の量なのかがわからなくてちょっと戸惑います。
もうすこし売り方に工夫はできないのでしょうか。

売る方の都合なのでしょうが、買う方が買いやすい売り方をしていない例はけっこうあります。
昔セブンイレブンで初めておでんを買ったときに、「おでんください」というと、いきなり「器の大きさはどうしましょう?」と聞かれて戸惑ってしまいました。
初めてなので意味がわからなかったのです。

自分はおでんを買いにいったのであって、器を買いにいった訳ではありません。
何個買ったらどの器に入るなどということが客にわかる筈がありません。
器の大きさなど客の注文にあわせて店側が判断すべきことです。
もしくは最初に丁寧に説明すべきです。

クロネコヤマトでは箱を売っているのですが、サイズ表示が、60とか80、100とかになっています。
配送料金別に大きさを表示しているわけですが、買う方は自分の出す荷物が入るサイズが欲しいのであって配送料金によって選んでいる訳ではありません。
たて、よこ、高さを知りたいわけです。

サイズ表示にたて,横,高さの表示を入れたほうが親切だと、ヤマトの人にいったら、うるさい客だというような顔をしていました。(確かに自分でもそう思いますが)
その後、改善されなかったのはいうまでもありません。
セブンイレブンもヤマト運輸も日本有数の優良企業ですし、販売戦略なども進んでいる会社なので、もしかしたら私の方が間違っているのかもしれませんが。

2007年4月6日金曜日

あ・・俺か

宮崎県の東国原知事がインフルエンザにかかったとか報道されていました。
インフルエンザぐらいで報道されたので、とうとう宮崎名産の鳥インフルエンザにでもかかったのかと思ったら普通のものだったみたいです。

しかしメディアももっと報道すべき話題があるんじゃないでしょうか。
例の崖っぷち犬のときもライブで長々と放映していましたが、寺島実郎氏がテレビで「犬も確かにかわいいけど、イランやイラクなどもっと大事な話題がたくさんあるのではないか」と正論を言ったら、テレビ局に抗議が殺到して、中には「お前こそ崖から落ちて死ね」というものもあったとか。
その崖っぷち犬の里親を募集したら、何倍もの倍率になったといいます。
でもその時に一緒に捕獲された姉妹犬には応募なし。

結局、姉妹犬にも後から引き取り手がみつかったみたいですが、崖っぷち犬の里親になりたかった人は、犬がほしかったのか崖っぷち犬というブランドがほしかったのか。
それにしてもメディアの報道基準というのは一体なんなのでしょう。
視聴者が望むから最優先で報道するというなら報道機関としては真におそまつ。
他に大事なニュースがないと考えたならもっとおそまつ。

視聴者が望むことなら何でもやるという姿勢が、「あるある・・」のような捏造を生む土壌になっているような気がします。
他人のことなら一斉に叩くが、自分たちには甘い。
だから政府が介入しようとすると「報道の自由を侵害する」と騒ぐけど、国民は必ずしもメディアの見方ではないことにも気がついていないようです。
他人に厳しく、自分に甘い。・・・ん?誰かに似てないか?
あ・・俺か。

2007年4月5日木曜日

ルイ・ヴィトンは手作りですから

手作りの作品は同じ素材、同じ仕様で作っても、どうしても作り手の個性が出てくるものです。
国民性によっても微妙に違いが出てくるようです。
ルイ・ヴィトンは財布やポーチなどの一部を、フランスではなくスペインで作っていますが、やはり同じものでも少し違ってしまう場合があります。

中古市場では同機種でもフランス製の方が少し高いのが普通です。
アクセサリーポーチなどを比べてみるとフランス製の方が、明らかにヴォリュームがあったりします。
素材の生地も同時期のものでも、多少色が違ったりすることがあるので、新品で買う場合は一応フランス製かスペイン製かを聞いてみたほうが良いかもしれません。

因みにロットナンバーの最初のアルファベット2文字がCAになっているのがスペイン製です。
ルイ・ヴィトンも同じ商品で結構仕様がかわりますが、私がよくわからないのがmade in france などのaの文字です。筆記体のエイ(@の中のエイ)を使っているものもあり、どのように使い分けているのかがわかりません。franceのfも大文字の物も小文字の物もあるのでそれによってaも使い分けているのかとも思いましたが、どうもそうでもないようです。

前にバングルについていたビスに一個だけヴィトンのマークが付いていないものがありましたが、単に間違いなのか、わざと目印のためにそうしているのかも不明でした。
まだまだわからないことも多いのですが、メーカーの方も結構適当なのかもしれません。
SHANELのロゴのAの頭の先端部分は平べったくなっているのが一般的ですが、なかには本物でも先端が尖っているものもありますし、シャネルマークのCの字の交わり方も反対のものもあるようです。
精密機械ではないので、少し違っているほうが手作りの味があるのかもしれません。

2007年4月4日水曜日

次はいよいよ俺の番か

物の呼び方は同じものでも時代によって変わるものですね。
最近はスパッツではなくてレギンスだそうです。
ズボンはスラックスやパンツなど色々な呼び名があります。英語ではtrousersともいうようです。
カットソーという言葉も昔はなかったのですが、今はいろんなものに使える便利なことばです。でも何がカットソーで何がTシャツでブラウスなのかよくわからなくなるときもあります。
発音が変わったものもあります。
昔はローレックスと言っていたのに今は大体ロレックス、カルチェはカルティエと表記するようになりましたし、コーヒーのネスレはネッスルでした。
カップルのことをアベックなどというと古いと笑われます。
ハンガーのことをエモンカケという人もまだいます。

タクシーをハイヤーという人はもうあまりいないかもしれません。
人間は一度覚えた名前はなかなか変えられないものかもしれません。
この前、派手な柄の服を見ていたおばさんが「サイケだね~」などといっていましたが、サイケと言う言葉も一世を風靡した言葉ですが、久しぶりに聞きました。
「ナウイジャン」などとまだいう人もいますが、全然新しくないように感じます。

最近は時代の流れが速すぎてうっかりするとすぐに置いていかれます。
ポケットベルもなくなり、テレックスなど過去の遺物。
次はいよいよ俺の番か。

2007年4月3日火曜日

私も口だけは達者なのですが

先日テレビで「山口智子の手わざの細道」という番組で、日本の職人の技を特集していました。
ガラスペン、江戸小紋、指物、染物など様々な職人とその作品を紹介していました。
いずれも見事なものばかりで、改めてコンピューターではできない人間の技のすごさに感心しました。
どの職人さんも自分の技術と作品には絶対の自信を持っているのは当然ですが、意外だったのはどの職人さんも話が上手だったことです。

一般的な職人さんのイメージというと、無口で頑固者といったもですが、みなさん饒舌で、なにか哲学者の話を聞いているようでした。
技を磨くのと共に人間も磨かれたのかもしれません。
「巨人の星」の星一徹も最初の頃は貧乏なくせにいつもお膳をひっくり返していたのに、飛雄馬を金持ち校にいれるために一生懸命働きだしてからすっかり人間性が磨かれ、最後のころはとんでもない人格者に成長しました。(あんまり関係ありませんが)

日本の伝統工芸も西欧化の波に押され、現状はなかなかきびしい状況です。
ヤンキースの松井がメジャーリーグに行ったときに「自分の持っているもので、捨てなければならないものと、捨ててはいけないものを見極めてやっていかなければならない。」というようなことを言っていました。

日本の伝統工芸も松井のように伝統の技を保ちつつ、新しい挑戦もしていかなければならないのかもしれません。
当店でもそのような商品を紹介し続けていこうと思います。

2007年4月2日月曜日

ダイヤモンドを割るには・・・

もう4月です。一年の四分の一が終わったことになりますね。
4月の誕生石はダイヤモンドです。
多くの宝石の中でやはりダイヤモンドは特別で、4月生まれの人はなんとなく得をしたような気がするかもしれません。
宝石の中で鑑定書がでるのはダイヤモンドだけです。

鑑定書と鑑別書を混同されている方もいますが、鑑別書はただこの石がなんであるかを証明するものでグレードなどは書かれていません。
鑑定書にはいわゆるダイヤモンドの4C、カラット(重量)、カット(形と磨きの正確さの等級)、クラリティー(透明度の等級)、カラー(色の等級)が記されています。

この4Cでダイヤモンドのグレードが決まるのですが、気をつけなければならないのは、販売店の系列の鑑定所の鑑定書はやはり自店の物に少し評価が甘くなる傾向にあるということです。ダイヤモンドは地球上でもっとも硬い鉱物ですので、加工するときもダイヤ以外ではできません。割るときは、鉱物が一定の方向性を示してわれる劈開(へきかい)を利用するようですが、ゴルゴ13ではこの劈開の性質を考えて、遠くから狙撃して大きなダイヤを割るというストーリーがありました。

頭の硬い人を石頭と呼びますが、石頭どころかダイヤモンド頭ではないかと思う人もいます。
人のいう事にはいっさい耳を貸さず、何でも反対するのですが、こういう人に限って、学者やマスコミなどの権威に弱く、コロッと意見が変わって、あれほど否定していたにもかかわらず、次にあった時には「俺は最初からそう思っていた」などと平気な顔をして言います。
こういう人間には権威や権力が劈開なのかもしれません。
ゴルゴ13にでも頼んで頭をかち割って貰いましょうか。

2007年3月31日土曜日

負け犬の遠吠えです

東京ミッドタウンがオープンして、初日に10時間で15万人が来場したそうです。
中のホテルには一泊200万円もする部屋があるそうです。
年収200万円もないワーキングプアといわれる人達が増える中、なんとも格差社会の象徴のような話です。
お金持ちが増えることはもちろんいいことですが、それが弱者の犠牲の上に成り立っているとしたら問題です。

安倍総理は「格差は悪いことではない。固定化することが問題なのだ。」といっていますが、総理が本当に格差を正しく認識しているかは疑問です。
安倍総理は代々政治家の家系に生まれ、ご自身も折に触れてそのことを持ち出します。総理だけでなく、与党も野党も2世議員,3世議員だらけで、これでは封建時代の世襲制とあまりかわりません。
どこかの国の世襲を笑えません。

政治家を家業でやられては困ります。家業とはご承知の通りその家の発展を主に考えるものです。国の政治を安倍家、岸家のためにされては困るのです。(そんなことはないでしょうが)
もちろん2世議員、3世議員の総てが悪い訳ではありません。代々続く血筋も大事でしょう。ただ「過ぎたるはなお及ばざるが如し」で現在は比率が高すぎるのではないでしょうか。これでは健全な新陳代謝が起こりません。

参議院不要論がさけばれる中、例えば何代目かは衆議院ではなく参議院にまわってもらうとか、イギリスのように同じ選挙区から立候補できないようにするとか考えても良いのではないでしょうか。
安倍総理は格差の固定化がいけないといっていますが、現状の選挙制度こそ格差の固定化以外の何ものでもないと思います。

伝統工芸のような残さなければいけない家業はどんどんなくなって、なくしてほしい政治家家業が残る。
世襲議員の代表選手のような安倍総理に格差問題を理解しろと言うほうが無理なのでしょうか。

2007年3月30日金曜日

ルイ・ヴィトン金返せ

今朝のテレビで最近ニューヨークでは日本から最新のファッションが入ってくることが多いと言っていました。
現地の新聞ではニューヨークのファッションは日本より遅れていると報道しているそうです。
ニューヨークに在住している女性キャスターは私もそう思うと言っていました。

前は最新のファッションは欧米から入ってくるのがあたりまえでしたから、時代も変わったものです。
韓国や中国でも日本の音楽、ファッションなどの文化は人気のようです。
先日の新聞で韓国の各種調査では「最も見習うべき国」は日本がいつもトップになると伝えていたのは意外でした。

韓国人は日本人が嫌いという人が多いと聞きますが、嫌いな国を見習ったら自分たちもいやな国になるような気がするのですが。
日本の音楽やファッションなどの文化が多くの注目を浴びるのは、アニメや「おしん」などのテレビドラマが世界的に人気になっていることからも理解できます。

日本人はもしかしたら芸術的なDNAを持っていて、近い将来、日本が文化の発信基地などといわれるようになるかもしれません。
そのためにはそういった文化の基礎になっている、日本古来の伝統文化や伝統工芸にもっと注目して大事にしなければならないと思います。

ルイ・ヴィトンのモノグラム柄は日本の家紋からヒントを得たといわれていますが、ヴィトンはあれでどれだけ稼いだのでしょう。気の遠くなるような金額だと思います。
知的所有権を主張して少しよこせと言ってもだめでしょうか。
川内康範にでも「けしからん」と抗議してもらったらどうでしょう。

2007年3月29日木曜日

いずれにしてもジョン・レノンは天才

あれほど騒いでいた森新一「おふくろさん」問題、最近はさっぱり報道されませんね。マスコミも煽るだけ煽ってもうあきたというところでしょうか。
私にはどうでも良い問題ですが、でもあの作詞家も少し変ですね。

歌は作詞・作曲も大事ですが、やはり歌手の力量によっても存在感は違ってくるのに、そこら辺は全く無視。曲を作ってやっているという感覚なのでしょう。
歌を作り変えるということに関しては昔はもっとおおらか(いいかげん)で、お笑いタレントなども結構替え歌をネタにしていました。

ポール・アンカの「ダイアナ」は「君は僕より年上で、だから僕は歳が下♪」とか、エルビス・プレスリーの「ハートブレイクホテル」は「恋に破れた若者達が、おサルの籠屋だほいさっさ♪」、同じくプレスリーの「ハウンド・ドッグ」の「ユー エイント ナッシング バタ ハウンドドッグ♪」のところを「オマエ ハイタカ ハンズボン♪」、ニール・セダカの「恋の片道キップ」の「チューチュートレイン チャガ ダウンザトラック(中略)・・・ウウウウ~♪」は「チューチューチュー チュチュチュチュチュ、アンマリキスシテスリキレタ ウウウウ~♪」など思い出されます。(古くてすみません)

日本の歌では五木ひろしの「長崎から船に乗って」の「長崎から船に酔って神戸で吐いた~♪」が割と気にいっています。
金沢明子の「イエローサブマリン音戸」などビートルズが聞いたら心臓麻痺を起こすのではないかと思います。
でもジョン・レノンは日本の民謡にも興味があったらしく、「アイ アム ザ ウォーラス」のエンディングのフェイドアウトする部分に「大漁唄いこみ」のエンヤドット、エンヤドットをフューチャリングしているということです。

因みにこの「アイ アム ザ ウォーラス」はAからGまでの全メジャーコードを使った世にも珍しい曲だとラジオで紹介されていましたが、この曲の発売された前の年の1966年にジョンはたった一つのコードしか使わない「トゥモロー ネヴァ ノウズ」を発表しているので、もしかすると「トゥモロー・・・」で味をしめたジョンが次に全コードを使った曲をものにしとうと考えて作った曲かもしれません。
いずれにしてもジョン・レノンは天才ということでしょうね。

2007年3月28日水曜日

サラリーマンは気楽な家業ときたもんだ

植木等さんが亡くなりました。
植木さんといえば日本の高度成長期の真っ只中に活躍した名コメディアンでした。
あの無責任で気楽なサラリーマンの姿はある意味、時代を象徴していました。
植木さんの演じたサラリーマンの姿は大袈裟のようですが、大企業のサラリーマンの中にはあれに近いような人物も見受けられました。

私がサラリーマン時代の課長は、仕事のスケジュールをたてるとき、まず食事をどこでどの業者にごちそうしてもらうかから考える人でした。
業界の展示会などがあるときなどは絶対に昼食時をめがけていって、食事券をもらって大しておいしくもない食事をよろこんで食べていました。

メーカーの人間もあきれていて、わざと食事券を渡さないときもありましたが、そういうときは何の恥じらいもなくどうどうと要求していました。
若い部下など恥ずかしがって一緒に行くのをいやがり、とうとう私はあなたと一緒に行くのは嫌だとまで言い出す始末でした。
出張に出るときの予定を立てるのをみていたら、ここではラーメン、あそこでは寿司などと勝手に決め込んでスケジュールを組んでいました。

出張から帰ってきたらまず得意先に電話して、仕事の話はほとんどせず、あそこの何々はうまかったなどということばかり言っていました。
大手の商社だったので得意先もいうことを聞くしかなかったのです。
あるとき例のごとく昼飯を食べに旭川への出張を決めた後、部下の一人が小樽で得意先と仕事で待ち合わせをしていることを聞きつけました。

小樽は寿司で有名です。
課長はすぐに予定を変更して私も一緒に小樽に行くと言い出しました。
「小樽でみんなで寿司でも食いましょう」
部下が課長は旭川に行かなくてもいいんですかと訊くと、「いや小樽に寄ってから旭川に行く」と言います。

小樽と旭川ではまるっきり方角が違います。
部下は課長から言い出したことですし、たまには会社の経費で得意先を接待するのかなと思い、「課長は小樽のうまい寿司屋を知っているんですか?」と訊くと、「いや私は知りませんが、(得意先の)何々さんが知っているでしょう。」

元々金は得意先が出すものだと決め付けているのです。
小樽で寿司をごちそうになり、仕事にも付き合わず、大回りをして旭川に向かったそうです。
その後会社もきびしくなり、この課長がリストラされたのは言うまでもありませんが、私のいた支店にはこの他にも会社を食い物にしている人間がいました。
もしかしたら私もその一人かもしれません。

2007年3月27日火曜日

お願い。捨てないで

先日テレビで「たかじんのそこまで言って委員会」を見ていたら、環境問題の常識のウソが話題になっていました。
例えば、地球温暖化の影響で北極海の氷が溶けて、海面が上がり多くの国が水没する危機にあるというけど、氷は溶けると体積が減るのは常識で海面が上がるなんてことはありえないということです。

では大陸のある南極は大陸上の氷が溶けて海に流れ出すのではという心配はないかというと、これも冷蔵庫の霜と一緒で周りの温度が上がると逆に氷は増えるのだという。
理論的には全くその通りだと思います。環境問題は大事なことだけに、事実を正確に伝えてもらわないとかえって逆効果になると思います。

ろくな検証もしないで、ただ危機感を煽るマスコミにも大きな問題があると思います。
これでは「あるある」と大して変わらないのではないでしょうか。
番組ではリサイクルで回収するペットボトルも再利用されるのはホンの一部で、残りは焼却されるとも言っていました。

ペットボトルに限らず、お金をかけて回収されたものも、実はあまり再利用されていないのだという話はよく聞きます。
これでは、環境問題が一部の人達の金儲けのために利用されているといわれても仕方がないでしょう。
環境問題を考えるなら、まず物をだいじに使うことでしょう。
昔の洋服などはサイズのお直しが容易なように、縫い代をたっぷりとって作られていましたし、酒瓶なども回収して何度も使っていました。欧米では靴は修理しながら長年同じものを履く人が多いようです。

桐箪笥は買う時は高価なのですが、洗いに出すと何度でも新品同様に生まれ変わり、代々使えてかえって安上がりかもしれません。
昔は着物も染め直して使っていたようです。(今もかな?)
生活様式も変わり、総て昔と同じという訳にはいかないでしょうが、良いものを長く使うということをもう少し考えても良いのではないでしょうか。

団塊世代の奥さん達も年金が半分もらえるからといって、簡単にご主人を捨てないでください。まだまだ再生可能かもしれません。
ただし良いものに限りますが。

2007年3月26日月曜日

調子が戻っても知れてますが

今日は月曜日、朝から頭がボーっとしてどうも調子が出ません。
まあ頭がボーっとしているのはいつものことですが。
カーペンターズの歌にも「雨の日と月曜日は」というのがありますね。パパスアンドママスにも「マンディ マンディ」というのがありました。
どうも月曜日は日曜日に遊び疲れたり、ゴロゴロしていたりしてなかなかエンジンがかからなくて憂鬱なことが多いみたいです。

私の場合は月曜日は調子が出ず、火曜日からボチボチ、水曜日にようやく調子が戻るものの、木曜日後半から早くも疲れが見え始め、金曜日はひたすら土日を待ち望むだけみたいな生活です。
一年中毎日コンスタントに仕事を続けていくのはなかなか難しいものです。
レストランでも毎日安定した味を保持していくのは大変なようです。

季節によって野菜の品質や味は違うし、肉だって個々に味の差があります。
それを一定の自店の味に整えるのが腕と経験なのかもしれません。
たまたま失敗した時に食べたお客さんはもう2度と来てくれないかもしれません。
何でも長いこと続けるのは大変です。

当店で取り扱っている商品なども、長年に亘り職人さんが苦労して身につけた日本の伝統の技です。
レストランでも伝統工芸でも、やはり長い間続けていけるのは、本物の技を持っている人だけなのでしょう。
それにしても、私の調子は明日には戻るのでしょうか。

2007年3月24日土曜日

松坂は「黒い秘密兵器」か

メジャーリーグで松坂が話題になっています。
特に彼が投げるというジャイロボールに注目が集まっているようです。
私はなぜかジャイロボールの話を聞くと、一峰大二の漫画「黒い秘密兵器」の黒い秘球を思い出します。

黒い秘球はボールがあまりにもすばやく変化するので、ボール自身の影がかかってボールが黒く見えるらしいです。同じようにゼロの秘球も上のボールの影で下のボールが黒く見えるすごい魔球でした。(詳しい説明は省きます)
この他にもボールの革を剥いてボールが蝶のようにみえる「妖球バタフライボール」というめちゃくちゃなのもありました。

原作者の福本和也はちばてつやの「ちかいの魔球」の原作者でもあるようですが、「ちかいの魔球」の方がまだ少し表現が控えめなようです。
「ちかいの魔球」は「巨人の星」のモチーフにもなったスポ根漫画の草分け的名作でした。
ちばてつやの作品はいろんな漫画に影響を与えているようで、「紫電改のタカ」の二機のタイガーモスキットがあたかも一機であるがごとくみせかける戦略は、後にかわぐちかいじの名作「沈黙の艦隊」のなかでアレキサンダーとキングの2隻の潜水艦が一隻とみせかけて、主人公の潜水艦と戦うストーリーに取り入れられています。

それにしてもジャイロボールが話題になるところをみると、アメリカ人は日本人と同じに魔球好きなのでしょう。
ヤンキースの井川もひとつ「納豆ボール」でも開発してはいかがでしょう。

2007年3月23日金曜日

マージャンでは負けるな!

中国で開かれていた北朝鮮の核廃棄問題の6者協議が決裂しました。
理由がマカオのバンコ・デルタ・アジアの資金29億円が中国銀行への入金を拒否されたからというのだから、これはかなりきついジョークといってもいいでしょう。

確かに29億円という金額は個人なら大きな額ですが、ポール・マッカートニーの離婚による財産分与で66億円、ロシアの石油成金アブラなんとかびっちではなんと1兆何千億の離婚費用というのと比べても、国家間の問題としては何ともせこい。

アメリカのヒル代表の好きなレッドソックスでも松坂との交渉権獲得だけで60億円払っているのだから、いっそレッドソックスからでも金を借りて北朝鮮に29億円立替払いをしたら良かったのに。
それにしても各国からそれなりの地位の人達が集まって、核放棄という重要問題を話し合うにしてはあまりにもお粗末で、この人達にまかせておいて本当に大丈夫なのでしょうか?

いっそのこと交渉は松坂の代理人ジュリアス・ボロス氏にでもまかせた方が良いのではないでしょうか。
各国代表の方々はせっかく中国に行ったのですから、マージャンでもして帰ってくれば良いでしょう。
佐々江代表、日本の名誉のためにマージャンでは負けるな!ガンバレ!

2007年3月22日木曜日

K君を韓国に連れてって

韓国で女子高生がイジメで仲間の女子高生から暴行を受けている映像がテレビのニュースで報道されています。
韓国のイジメは日本より深刻で、被害者は認定されれば政府でボディーガードを付けてくれるほどだといいます。
イジメの限らず韓国では日本の悪いところばかりをマネするというか上を行くというか、いろんな社会問題があるようです。

出生率の低下は日本より激しいといいますし、受験戦争の激化、学歴社会の進行など日本の抱える問題点をそのまま持っているようです。
ただ韓国の人達はそれをあまり深刻には考えていないように見えます。
一つのトレンドに向かって一斉にワっといくけれど、行き過ぎるとまた一気に揺り戻す力を持っている自信があるからでしょうか。

通貨危機のときにみんなが手持ちの金を供出するなど団結力があるようです。
揺り戻しがもっともすごいのが大統領をやめるとみんな逮捕されることで、端から見るとなんてひどい国だと思うのですが、毎回繰り返されるところをみると、これも文化なのかもしれません。
まあ政治家に悪いのがいるのは日本も同じですが。

女子高生が殴る蹴るの暴行を受けている映像を見て、また友人のK君がぜひ韓国に行きたいと目を輝かせている姿が目に浮かびます。

2007年3月21日水曜日

他人の心配をするよりは・・・

愛子様誕生記念で発売されたメリーソート社のテディベアを手に入れました。
1000体限定の356番です。
皇族の女子の名前は代々、子がつきますね。
今のところ、民間から嫁がれた方たちも子がつくお名前ですが、最近生まれた子供たちは子がつく名前は珍しくなっているので今後はどうなのでしょうか。

子がつく名前で今一番印象的なのは貞子ではないでしょうか。
リングの映画で一躍有名になった貞子ですが、髪が長くて陰気で痩せている女性にはすぐに貞子というあだ名がつきます。
最近生まれた女の子で貞子と名づけられた子はどれぐらいいるのでしょうか。
もともと最近ではあまりポピュラーな名前ではありませんが、リング以後激減しているのでしょうね。
名前については親がつけてくれたもので自分ではどうしようもないのですが、子供のいじめの対象になったりもします。

昔は軍艦マーチのメロディーで「シゲルもモゲルも鼻もげる♪」などとからかったものです。
強姦魔の大久保清と同姓同名がゆえに自殺した人もいます。
エイズが話題になり始めたときに栄津さんの表札を面白がってテレビで放送したりもしていました。
他人の姓名を揶揄するのはとても品が悪いことです。

頼まれもしないのに他人の姓名判断をする輩もいて、前に田中角栄は字画が悪いので、最後はああなったなどという人がいました。私などは最後はどうあれ裸一貫で総理大臣にまで登りつめただけでもすごいと思うのですが。

その人はまたある人の名前を出し、この字画だからこうなったなどと得意げに長々と説明していましたが、よく見ると肝心の字が間違っていました。
占いをしている本人もたいしてうだつが上がっているようにもみえませんでした。
他人の名前の心配をするより自分の名前の心配をした方が良いということに気が付いていないようです。

2007年3月20日火曜日

みんないい子

日本人は横並びが好きなようです。
みんなと同じだと何となく安心します。
ブランド品のバッグなどもみんなが持っているから自分も買うという人も多いです。
でもこのみんなという言葉は本当にみんななのでしょうか。

パソコンなんてみんな使える。インターネットは今はみんなやっている。携帯電話はみんな持っているし、運転免許もみんな持っているという。
でも私の周りにはパソコンも使えないし、当然インターネットもできない、携帯電話も運転免許も持っていない人もけっこういます。

一体このみんなというのはどの位の割合を指すのでしょうか。
野球で4割バッターというのはなかなか出てこないですが、ある特定のピッチャーに対して4割以上の打率がある場合は、そのピッチャーはほとんど全部打たれているように感じるといいます。でも冷静にみると半分以上はピッチャーのほうが勝っているわけです。

こういった現実と感覚のずれは注意しないと思わぬ失敗を招きかねません。
国や企業などもインターネットで情報を流し、それでみんな情報を得ていると考えているふしがありますが、インターネットを主な情報源としている人はむしろ少数派ではないでしょうか。
今はパソコンやインターネットを使いこなす人を中心に物事を進めていく傾向が顕著で、これがいわゆるデジタルデバイド(IT格差)を生み出す原因にもなりかねません。

みんなという言葉からくる勘違いに注意しなければなりません。
ビートルズの曲に(作詞・作曲はカール・パキンス)EVERYBODY’S TRYING TO BE MY BABY(邦題 みんないい子)なんて自惚れた歌がありますが、こんな勘違いならまだ笑って許せます。

2007年3月19日月曜日

出たな妖怪!何か用かい?

漫画家の水木しげるの生まれ故郷、鳥取県境港市で妖怪の人気投票がおこなわれ、一反木綿が見事一位になったそうです。地味な脇役の感じがするので、ちょっと意外です。
2位は目玉オヤジで、私の好きなネズミ男は6位になりました。これはもっと上位でも良いのではないかと思いました。

ネズミ男のちょっとズルくていい加減な性格は、ネズミ男が妖怪と人間の混血だからだといいます。
水木しげるにいわせると妖怪よりも人間の方が良くない場合が多いということなのでしょう。
私がネズミを好きなのは、あのいい加減な性格を自分の性格と照らし合わせて、なんとなくホッとするからでしょうか。自分よりだらしないやつがいるというような。

安倍首相の祖父の岸信介は昭和の妖怪といわれましたが、政界にはたくさんの妖怪もどきがいるようです。
私は前から竹中平蔵氏はゲゲゲの鬼太郎に似ているなと思っていました。(谷亮子にも似てるけど)
そうすると小泉元首相はネズミ男、田中真紀子は砂かけババァでしょうか。金丸元自民党副総裁は子泣きジジイに似ているといわれていましたし、宮沢元総理はスターウォーズのヨーダのモデルではないかともいわれました。

中川秀直幹事長は猪八戒、松岡農水相は怪獣カネゴンといったところでしょうか。
でも妖怪たちはどうして人間になりたがるのでしょう。
孫悟空も妖怪人間ベムも早く人間になりたいなどといっています。
鬼太郎の歌にもあるようにオバケは死なないし、病気も学校も試験も何にもないのに。
やはりオバケも人間も少しは悩みごとがあったほがよいのかもしれませんね。

2007年3月17日土曜日

行政改革はやってほしいけど

安倍首相が省庁による天下り斡旋の禁止を指示したといいます。
大変結構なことで、ぜひ実現して欲しいと思いますが果たしてうまくいくのでしょうか。
公務員の再就職は人材バンクを通じて行うというのですが、省庁のお土産のない公務員など一体誰が雇うのでしょう。

昔、総合商社の住友商事だったと思いますが、社内ベンチャーで自社の社員を対象にした人材斡旋ビジネスを立ち上げたことがありました。
総合商社の社員は一流大学を卒業し仕事もできる有能な人材が揃っていると自負し、ベンチャー企業や中堅企業などからは引く手あまたであろうと思ったようです。自社のリストラにも役立ちます。

ところが実際やってみるとオファーはほとんどなかったようです。住商という大企業の金看板を背負って商売をやってきた人間など、ほとんど何もないところから自分自身で開拓していかなければならない中小企業では役に立たないと経営者はわかっているからです。

年功序列で省内での競争もなく、当然省庁ですから外部との売上げ競争など経験したこともなく、何か新しいことをしょうとしても、出る杭は打たれるで何もできず、前例踏襲を続けてきた公務員など民間企業が積極的に雇うのでしょうか。

現在でも公務員の人材バンクはあるのですが、何年もやって今まで就職が決まったのは一人だけというのが実情です。
公務員も年功序列をやめて能力主義にするということですが、役人根性がそう簡単にかわるとも思えませんし、外部との競争がないことにかわりはないし、絶対に倒産しないのも確かです。
公務員に優秀な方が多いのも確かですが、もし現在のシステムを変えていくなら、省庁と民間企業の人材交流をもっと進めて互いに理解しあわなければ再就職は難しいのではないでしょうか。

2007年3月16日金曜日

天気は良いが景気はどうかな?

札幌は久しぶりにいい天気です。
やはりこのくらいの季節になると例え天気が悪くとも日差しが違います。もうすこしで春分の日です。

天候が良くなっても北海道の景気はさっぱり良くなりません。
もともと北海道の景気はよく飛行機の後輪に例えられます。景気が良くなるときでも一番最後に浮き上がり、悪くなるときは最初に着地します。
北海道は歴史も浅く、文化や富の蓄積が少ないのも弱点です。

歴史が長い地域ですと、たとえ今は不遇の人でも先祖代々金持ちだったりして、道具や家具などの良いものを使ったり見たりしています。自然と良いものを見分ける目が養われ、そういうものが普通の物だと考える人が多いようです。

歴史や文化の浅い地域ですとそういう蓄積がないので、どうしても良いものが売れにくいようです。単に所得の差だけではないように思います。
私はかつてはじめて訪問した家でも、家具を見ただけでその家庭が本州から来た方だとかなりの確率で当てることができました。使っているものが違うのです。北海道では高級品とされる家具などが本州ではごく普通のものとして買われていました。

かつて東京の大手家具店が函館に進出したことがありますが、あまりにも高級品(彼らには普及品)が売れないのに驚き早々と撤退しました。
こういうのは東京などに住んでいる人にいくら口で言ってもなかなか理解されないようです。やり方が悪いのではないかと思うようです。

家具だけでなく衣料品や雑貨なども同じ傾向で、東京で人気のファッションビルなども札幌に進出してきて苦労しています。どうして東京であたりまえに売れる物がこっちでは売れないのだろうと苦慮していると思います。

そういえば、こちらのデパートには東京のように大きな家具売り場を持っているところがほとんどありません。丸井のインテリア館のようなものもありません。
最近こちらに進出した居酒屋チェーンのワタミの渡辺社長も北海道の市場規模は考えていたほどではないようだと言っていました。
北海道経済の底の浅さはそう簡単に解消されるものではないようです。

春になれば

横綱の朝青龍がようやく五分の星になりました。
平幕の力士が横綱に勝つことを金星をあげるといいますが、金星には美人という意味もあるようです。相撲用語には他にもたにまち(ひいきすじ)馬力(酒)アンコ(太った力士)ソップ(痩せた力士)など独特の言葉があります。

相撲に限らずその業界だけで通用する面白い言葉は他にも色々あります。
競馬界では馬の風邪の事をナイラといいますし、馬糞はボロ、フケとか馬っ気を出すなどという言葉もあります。めったにありませんがスタートのやり直しのことをカンパイといいます。英語のカムバックからきたのではないかといわれているようです。昔、荷役の馬車の馬を操るのにバイキ、バイキと声をかけていたのも英語のバックからだとききます。

トラックが今ほど普及していなかったときは荷物は馬車で運ぶことが多かったのですが、雪国では冬は荷台がソリになっていました。
馬ですから当然馬糞をするのですが大体ほったらかしです。

春になって雪が解けるとそれまで雪にかくれていた馬糞がいっせいに顔を出します。
馬は主にワラを食べているので馬糞も乾くとワラ同然です。
それが春の馬糞風にあおられて飛び散り、目や喉の粘膜を刺激します。
目が痒くなったり、喉がいがらっぽくなったりします。
馬糞による喉の痛みには龍角散が良く効きます。「バフンといえば龍角散」です。

2007年3月15日木曜日

春になれば

横綱の朝青龍がようやく五分の星になりました。javascript:void(0)
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平幕の力士が横綱に勝つことを金星をあげるといいますが、金星には美人という意味もあるようです。相撲用語には他にもたにまち(ひいきすじ)馬力(酒)アンコ(太った力士)ソップ(痩せた力士)など独特の言葉があります。

相撲に限らずその業界だけで通用する面白い言葉は他にも色々あります。
競馬界では馬の風邪の事をナイラといいますし、馬糞はボロ、フケとか馬っ気を出すなどという言葉もあります。めったにありませんがスタートのやり直しのことをカンパイといいます。英語のカムバックからきたのではないかといわれているようです。昔、荷役の馬車の馬を操るのにバイキ、バイキと声をかけていたのも英語のバックからだとききます。

トラックが今ほど普及していなかったときは荷物は馬車で運ぶことが多かったのですが、雪国では冬は荷台がソリになっていました。
馬ですから当然馬糞をするのですが大体ほったらかしです。

春になって雪が解けるとそれまで雪にかくれていた馬糞がいっせいに顔を出します。
馬は主にワラを食べているので馬糞も乾くとワラ同然です。
それが春の馬糞風にあおられて飛び散り、目や喉の粘膜を刺激します。
目が痒くなったり、喉がいがらっぽくなったりします。
馬糞による喉の痛みには龍角散が良く効きます。「バフンといえば龍角散」です。

2007年3月12日月曜日

ジャイアント馬場はスケールが違います。

今日は札幌は朝からひどい雪が降っています。
土曜日に仕事で荷物を持って階段を何度も上り下りしたせいで、今日もまだ腰が痛いです。
やはり日頃の運動不足のせいで、ちょっと無理をすると後に響きます。

プロのスポーツ選手の体力はすごいなとつくずく思います。やはり日頃の鍛錬が違います。
ジャイアント馬場の伝記漫画「ジャイアント台風」にジャイアント馬場は修行時代、力道山の支持で、列車で移動する時もバーベルを持っていき、車内で眠る時もバーベルを持ち上げながら眠ったと描いてありました。

バーベルを持ち上げたまま眠ったということより、あのでかいバーベルを込み合う列車に持ち込んで車内でトレーニングをするという発想が恐ろしい。ダンベルならまだわかりますが。
さすがは世界の巨人ジャイアント馬場と力道山の師弟コンビです。スケールがでかい。

「ジャイアント台風」では、やはり馬場と力道山がニューヨークの街を和服で歩くというストーリーがありました。力道山は羽織袴なのでまだ良いのですが、馬場の方は普通の着物なのですが何しろその当時あの巨体に合う着物などなく、つんつるてんの昔の丁稚にみたいな格好になり、ニューヨーカーに好奇な目で見られてはずかしかったとありました。でもそれもまた精神的な修行の一環だったそうです。

因みに、馬場はアメリカでのリングネームはジャイアント馬場ではなく、リングアナウンサーは「ビッグ・ショウヘイ・ババ」と紹介していました。
プロレスラーには豪傑が多く、ジェス・オルテガは機嫌のいい時には、控え室の照明を消して、オナラに火をつけたりしたそうです。

ダニー・ホッジはりんごを握り潰したりしましたが、脅威の握力で鉄の爪「アイアンクロー」と恐れられたフリッツ・フォン・エリックは絶対に余興でそんなことはしませんでした。理由はもしそんなことをして万が一、一度でも失敗したらみんなからボロクソに言われるだろうからというものでした。これが本当のプロかもしれません。仕事と余興は違います。
今日もまた話が脱線してしまいました。明日から少し気をつけなければ。

2007年3月10日土曜日

中国製のコピー商品は本物より上質なの?

ブランド品のコピー商品の密輸が後を絶たないようです。以前は韓国製が多かったのが今は中国製が多くなったようです。
メーカー側もブランド名などを印刷した糸をメーカーにしかわからない場所に縫い付けたり、ギャランティーカードに特別のライトを当てるとブランド名が浮き出したりと色々対策はしています。

でもこれらはメーカーが真贋を判定するためのもので、一般消費者のためのものではありません。そもそも自社の製品なら特別な糸やライトを使わなくても品物をみれば判定はできそうなものですが、それだけコピー商品の水準が上がっているということでしょうか。

新しいうちは本物もコピー商品もそれほど違いはないように見えますが、使っているとその違いがはっきりしてきます。コピー商品はすぐにボロボロになってしまいます。
コピー商品に新品が多いのはそのせいもあるのでしょう。

いつもブランド品を取り扱っているプロでもたまに間違うこともあるので、ましてや一般の方には真贋の判定は難しいかもしれません。
よくテレビなどで見分け方をやっていたりしますが、あれが総てではありませんし、コピー商品もすぐに進化しますのであれだけを鵜呑みにするのは危険です。逆にテレビで言っているコピー商品の特徴を持っていても本物があったりします。

それと意外に質屋さんが鑑定したものだから間違いないと盲目的に信じる人が多いのに驚きます。
確かに質屋さんは真贋を見分ける力を持っている方が多いのですが、これも得手不得手があってブランド品はあまり詳しくないという人もいるのです。

宝石の鑑定は特に難しいといわれ、よくわからない人も多いようです。
それにしてもブランド品のコピー商品の大半は日本に出荷されるとのことで、日本人のモラルにも問題がありそうです。
コピー商品の大生産基地の中国で、先ごろルイ・ヴィトンやヴァレンチノの本物の商品が中国国内で販売するための水準に達していないという理由で焼却処分されたというニュースが報道されました。
もしかしたら中国製のコピー商品に似ていなかったせいかもしれませんね。

2007年3月9日金曜日

みんなその洋服が悪いのです。

一般的に女性は自分の洋服のサイズを小さめに考えている人が多いと思います。サイズの表記が統一されていないせいもありますが、やはりスリムでいたいという願望が強いように感じます。
ひとサイズならともかく、ふたサイズも小さく考えているとちょっと悲惨です。
どうみても13号がちょうど合いそうなのに9号のものを着てみようと試みる。

一度「このジャケット私に着れそうかしら?」と訊かれたので、「ちょっと小さいんじゃないですか」と答えたら、ものすごい形相で睨まれて「あんたに私のサイズがわかるの!」と言われてしまいました。試着してみると案の定腕一本入ったところでジ・エンド。

でもこれ以来私は絶対に着れる着れないは言わないように肝に銘じました。破れてしまう恐怖にかられながら「どうぞ試着してみてください」と言う様にしました。
女性の中には小さな服でも無理やり着ている人もいます。ある女性は夏などボタンが今にもはじけ飛びそうなブラウスを着て、スカートやズボンのウエストは肉に深く食い込んでいました。いつ見ても同じような感じなので、彼女にはそれが普通のスタイルなのでしょう。

婦人服は9号や7号サイズですと美しく見えるデザインが多いように思います。同じデザインでも11号、13号だとやぼったく見えたりします。メーカーも大きなサイズでも美しく見えるデザインのものをもう少し増やしたら良いと思うのですが。

でも女性の美に対する欲求は限がありません。どうみても痩せてはいない方が試着してみて「この服太って見える」
年配のご婦人も「いやだ、年寄りくさい!」
そうです。みんなその洋服が悪いのです。

2007年3月8日木曜日

ベリーグッド」のおカマさん。

いつも思うのですが、洋服のサイズ表記はどうしてあんなにバラバラなのでしょう。
例えば婦人サイズで日本式では9号とか11号とか表記しますが、イタリー製では38とか40、アメリカだと4とか6になります。

同じ38でもイタリアは日本式に換算すると9号ですがフランスの38は11号になるといわれています。3Wとか40とかは肩幅をセンチメートルで測ったものでしょうから、どうして国によって違うのかよくわかりません。

日本のメーカーのものでも38や40で表記しているところも多いので、これらはどっちのサイズを採用しているのかもよほど詳しい人しか判らないと思います。また、フランスのメーカーがイタリアで作らせた商品はどうなのとか思ってしまいます。

しかもパンツやスカートなどはデザインによってかなりサイズが違ってきます。
通常9号サイズであればウエストは63cm位ですが、今はローライズのデザインのものも多く、そうなるとうっかり63cmのものを買ってしまうと小さかったりします。

これにMとかL、F(フリーサイズ)などあいまいなものもあり、何がなんだかわからなくなります。
試着すれば良いのかもしれませんが、プレゼントのときなどは困ってしまいます。
同じ基準に統一できないのでしょうか。それともわざとやっているのかな?

靴になるとさらに足幅があることもありもっと複雑ですが、靴は大体試着するからいいのでしょうか。
靴は同じ25cmでも男性用と女性用では幅や甲の高さがかなり違って、普通女性用の靴は男性には履けませんが、前にうちの店に来たオカマは女性用のブーツを買って履いて帰りました。

冬でもないのに女性用の真っ赤な分厚いコートを着て、なぜかギターケースを持って、鏡に全身を写して「ベリーグッド」とか言っていました。
でもちゃんと普通の?奥さんがいるようで二人で仲良く帰って行きました。
世の中には私などには理解できないことがまだまだたくさんあるようです。

女性たちよ。手を洗いましょう。

私は前に小さなリサイクルショップをやっていました。取り扱い商品はルイ・ヴィトン、エルメス、グッチ、シャネルなどのブランド品や指輪やネックレスなどの宝飾品、洋服、雑貨などです。
当然客層は女性、特に主婦層が圧倒的でした。割と店内滞在時間が長い方が多いのでトイレを使われる方もいらっしゃいました。狭い店で、トイレはカウンターの近くにあったのですが、私はそのうちあることに気が付きました。

トイレの水が流れる音とほぼ同時に鍵の開く音が聞こえることが多いということです。要するに手を洗っている様子がないのです。一々観察しているわけではないのですが、その比率はかなり高かったと思います。男性の中にはトイレから出るときに手を洗わない人間がいることは当然知っていましたが、女性はほぼ100%手を洗うものだと思っていました。

うちの店のようなところでトイレを借りるのは中年以上の方が多いので一概に比較できませんが、男性より手を洗わない方の比率は高いように思います。
トイレから出てきたばかりの手で商品をあれこれ触られるのは何ともいやな感じがしたものです。

パートの女性に訊いて見たのですが、彼女も驚いていました。うちの店の客層が特別だったのでしょうかでもご婦人相手の商売をやっていますと、今まで全然知らなかった女性たちの意外な習性を色々と垣間見ることになりました。
やっぱり女性は長生きする筈です。この続きはまたの機会に書きたいと思います。

2007年3月6日火曜日

大阪人はアメリカ人?

当店で取り扱っている商品は京都の職人さんの物が多いのですが、ご存知のように大阪とは隣り合わせです。
同じ関西で隣り合わせの割りに、住民の気質はかなり違うようです。
私は若い頃大阪に住んでいたことがあるのですが、大阪人の気質は日本人としてはかなり異質ではないかと思います。
私は前から大阪人というのはアメリカ人に似ているのではないかと思っています。
理由はいくつかありますが、
①大阪人もアメリカ人も自分の言葉や習慣に自信を持っていてどこに行っても変えようとしない。
大阪の人はどこの土地に住んでも一生大阪弁で押し通します。アメリカ人もどこでも英語で通して、通じなければ相手が悪いという感じです。自分たちの規格や習慣がグローバルスタンダードだと考えているようです。

②大阪人もアメリカ人も物怖じしない。
誰かがシャイな大阪人など存在しないと言っていましたが、確かに大阪の人は変な遠慮などしないで自分の望むままに行動することが多い。アメリカ人もどこへ行っても自由奔放に振舞います。
  
③両者共ユーモアを何よりも大事にする。
大阪人は芸人だけでなく、一般の人もいつも何かおもろいことを言って笑わしたろと考えているみたいです。アメリカでも気の利いたユーモアやジョークがコミュニケーションの上で最も大切と考えられているようです。

④両者共服装が派手である。
大阪のおばちゃんは虎や豹の柄の服が好きですし、おっちゃんもネクタイや背広の裏にタイガースカラーの派手な柄のものを使ったりします。アメリカ人も大柄の身体に星条旗柄など派手な服装がよく似合います。

⑤大阪人もアメリカ人もおせっかいである。
両者共善意からでしょうが頼まれもしないのに人の世話を焼こうとしがちです。ありがたいこともありますが、時には余計なお世話ということも。

いろいろ書きましたが、考えてみれば自分の意見を堂々と主張するなど、国際的にみれば韓国でも中国でもヨーロッパでも皆同じように思います。むしろ正当な主張さえできない日本人だけ異質なような気がします。
そう思うと国際的な感覚を持った愛すべき大阪人の活躍が今後益々期待されます。

2007年3月5日月曜日

欧米化といいますが、日本食ブームだそうです。

日本食が世界的なブームだそうです。
ニューヨークで日本食のレストランを経営しているオーナーの話でも、昔は客層は日本人8割、その他2割だったのが、今は全く逆転しているとの話です。
確かに日本食はヘルシーですし、見た目もきれいでバラエティーにも富んでいます。
特に魚料理に関して日本食の技法は世界最高水準といってもいいでしょう。
焼く、煮る、茹でる、たたきにする、てんぷらにする、酢でしめる、ルイベ(凍らせる),
さしみや寿司にするなど様々な調理法を駆使します。
その中でも昔から魚を生でおいしく食べることに関しては日本食の独壇場かもしれません。
イタリア料理のカルパッチョは魚介類を生で食しますが、誕生は意外と最近で1950年の事だといわれています。最初は牛肉を生で出したことから始まったようです。
因みにカルパッチョとはルネッサンスの画家の名前らしいですね。

4千年の歴史を持つ中国でも、魚を生で食べる習慣がなかったのが、最近は寿司やさしみを食べるのがブームのようで、おかげで日本でも魚の値段が上がっているのはご承知の通りです。
中国人も健康に気を使って、ヘルシーな日本食を食べる傾向があるといいますが、昔から中国では医食同源といって中華料理のほうが身体に良いと思っていましたがそうでもないのでしょうか。

スイーツの方も和菓子が見直されていて、デパ地下でも力を入れ始めているとのことですし、リサイクル着物もよく売れているようです。
日本の伝統の文化が注目をあびるのは大変良いことです。
当店でも日本の良い物をどんどん紹介していければと思っています。

2007年3月3日土曜日

こんにちは。私がホンキートンク店長です。

3月3日は何の日と訊かれれば、大抵の人はひな祭りとか桃の節句とか答えるでしょう。
天邪鬼の私は耳の日などと答えたくなります。
よく耳が良いとか悪いとかいいますが、良い悪いには二通りの意味があると思います。
一つは文字通りよく聴こえるか聴こえないか。
もう一つは音のわずかな違いでも聴き取れるかどうかです。
絶対音感を持っている人は、街を歩いているときも、信号の音や鳥の鳴き声などを聴いて、それを音符にすることができるそうです。
絶対音感は幼いときの訓練で身につけることができるようですが、くわしい実態はよくわかっていないともいいます。
フランク・シナトラは耳が大変良くて、わざと音程を微妙にはずして独特の味わいを出していたそうです。

ピアノでもホンキートンクピアノはわざと調律をずらしてあのような雰囲気を醸し出しています。ホンキートンクというのはローリングストーンズのホンキートンクウーマンでも歌われている通り安酒場のことで、そういう所に置いてあるピアノは大抵調律が狂っていることから、少し調子っぱずれのことをホンキートンク何々というようになったようです。

とすればおまえはホンキートンク店長だろうと言う声が聞こえて来たような気がします。
耳の日なのに何だか耳が痛くなってきました。

2007年3月2日金曜日

日本の女性は死ななくなる?

今朝の朝刊によると、日本人の2005年の平均寿命は女性が85,52歳、男性が78,56歳だそうです。2000年の前回調査から女性は0,92歳、男性は0,84歳延びたとのことで、女性は長寿世界一、男性も4位にランクされるとのことです。
特に女性はどんどん長生きになって、このままいくと日本の女性は死ななくなるのでは?
日本の女性の地位や立場は弱いとよくいわれますが、一方で日本の女性は世界一家庭での権力が強いという人もいます。
レデイファーストといわれるアメリカなどでも、家計と子供の教育については男性が全て握っていることが多いようです。
特に日本の女性が財布を握っているのは強く、昼食で亭主がワンコインのランチなどをかきこんで居る時に、奥さんは友人たちとその何倍もする豪華なランチを優雅に楽しんでいます。
子育ては確かに大変だと思いますが、子供と家庭を守るためにはと、なりふりかまわぬ奮闘をし、精神的にも肉体的にも鍛えられ、少々のことでは動じなくなります。
仕事しか知らない男性と違って、自分で何でもできるので、一人になっても不便やストレスを感じることもあまりないようです。
確かに女性が長生きする要素は完備しているようです。
気の弱い男性なら、神経を擦り減らす仕事をやめて主婦になりたいと考える人も多いと思うのですが、そうなると急に「男のくせに」とか言われるのはなんとも理不尽な感じがします。

妻が夫を呼ぶのに「うちの旦那」とか「うちの亭主」とかいうのは、男尊女卑のなごりなのでしょうが、今のところその代わりになる適当な言葉はないような気がします。妻が自分の連れ合いを夫とは呼べますが、第三者が「あなたの夫が」とかはいえませんので、どうしても「あなたのご主人」になってしまいます。

同様に妻の側を指すのも「あなたの奥様」としか言いようがありません。「ご令室」とか「ご内儀」と言う訳にもいかないですし。
何か良い言い方はないものでしょうか。
いっそ「お宅のダーリン」とか「あなたのハニー」とかにしましょうか。

2007年3月1日木曜日

鯉は滝を登って竜になる。

今日から3月。早いものでもう一年の6分の1が過ぎたことになります。3月の誕生石はアクアマリンです。アクアマリンはスカイブルーやマリンブルーの色をしています。
ブルートパーズに似ていますが、鉱物的にはエメラルドの仲間です。グリーンがエメラルドでブルー系がアクアマリンになります。

市販のものは大体熱処理によるエンハラスメントで色目を調節しているようです。
3月の誕生石にはもう一つ珊瑚がありますが、どちらも海に因んでいるのは、3月がうお座なのと関係しているのでしょうか。因みに、今日3月1日が誕生日の有名人は、加藤茶、中山美穂、峰竜太、川崎麻世、南田洋子などがいます。

かくいう私も3月生まれのうお座ですが、うお座って12星座のなかで一番かっこ悪いような気がします。射手座や獅子座なんかと比べると、なにしろ”さかな”ですからねぇ。
小学校に入校したときも一番成長してない訳ですから、勉強も運動も苦労する場合が多いです。
でも登竜門という言葉にあるように、鯉は滝を登って竜になるそうです。

苦労した分あとできれいな花が咲くのかもしれません。うお座も捨てたものではありません。
ところで、滝という字をサンズイに竜と書くのもこの話と関係があるのでしょうか。色々考えていくと面白いですね。
当店の取り扱い商品のデニム着物やTシャツにも鯉や竜の柄のものがありますので、チェックしてみてください。

2007年2月28日水曜日

恐るべし!? 小樽商人

昨日のテレビで、私の生まれ故郷の小樽には餅屋が多いという話題を取り上げていました。今は9軒程に減ってしまったが、一時は100軒位あったとのことです。
確かに小樽は人口の割には餅屋が多くて、テレビで取材をしていた店の主人も私の小学校の同期生です。

小樽港が本州から入ってくる米の玄関口だったことが餅屋の多い理由の一つだといいます。
北海道でもまず最初に栄えた小樽には他にも団子屋や洋菓子店などの老舗がたくさんあります。札幌でも有名な洋菓子店「きのとや」や「パールモンドール」なども、元は小樽の「館」から別れていったものと云われています。

小樽商人は不況に強く、好況に弱いと言われてきました。
バブル期などでも、思い切った投資になかなか踏み切れず、大儲けはできませんが、こつこつ稼いで、不況の時にはその蓄えでじっと景気の良くなるのを待つという姿勢です。

良い物を作っているのにパフォーマンスが苦手で損をすることも多いような気がします。
運河近辺の観光スポットでも、小樽とは縁もゆかりもない本州の洋菓子店が小樽ブランドを使って人気になっているのを指をくわえてみているようです。

札幌のミニコミ誌がある時小樽特集をやりました。小見出しで、「おそるべし、小樽商人」とうたって、小樽の商店がプラスチック製のソリを「スノーボード」といって売っていると揶揄していました。
これはその記事を書いた記者の知識不足で、もともと北海道の子供用のソリは木製のゴツイものがほとんどで、プラスチック製のソリが出たのはずっと後です。

小樽では木製のソリと新製品のプラスチック製のトレイのようなソリを区別するために「スノーボード」と名づけたのです。もちろん今一般にいわれるスノーボードが登場するずっと前のことです。
小樽のスノーボードの方に優先権がある訳ですが、それでもやはり北海道の古都小樽には時間が止まっているのではと感じさせることが多いようです。

徳光アナ たのむでぇ~

今年もまた野球シーズンが近づいて来ました。
松坂のレッドソックス入団もあってメジャーリーグは例年以上に楽しめそうです。
それに比べて日本のプロ野球は、TVの視聴率がこのところ急激に落ち込んでいるようです。
プロ野球離れの原因は色々あると思いますが、私は野球中継のアナウンサーの技術的な問題も一因ではないかと思っています。

試合展開は画面で勝手に見てくれとばかりに、試合の実況というよりは解説者と野球座談会みたいに関係ない話をグダグダと話している。
野球の醍醐味はピッチャーとバッターの1球ごとの真剣勝負にあると思いますが、そんなときにも、この選手の練習はどうとか、監督がどう言っていたとかだらだら喋っています。
これではスタジアムの興奮も、試合の緊張感もさっぱり伝わらず、しらけるばかりです。
こんな気の抜けた実況は野球だけで、サッカーでもラグビーでももっと試合に没頭した実況をしています。

昔、TBSのあるアナウンサーはテレビとラジオの実況は違うのだといって、試合の実況はほとんどせず、スタンドでのビールの売り方とかを延々と話していたことがあります。
スポーツの実況中継というのをまったく理解していなかったのではないかと思います。
同じTBSでも昨年亡くなった渡辺謙太郎アナは本当に上手で、渡辺アナが実況するとその試合が何倍も面白く感じました。

元日テレアナウンサーで今フリーの徳光和夫さんは昔プロレス中継の実況をしていました。
その時のメーンのアナウンサーは清水さんという人でした。
清水アナは英語も堪能で、外国人レスラーが放送席に乱入してマイクを奪い英語でまくしたてた時など、予備のマイクで「デストロイヤーは今度大阪で馬場に会ったら、やつの足をへし折ってやるぜと言っています。」などと通訳してくれました。
まだ少年だった私は、デストロイヤーはそんなことを言っていたのかと感心してみていました。

徳光アナが実況していたあるとき、またデストロイヤーが放送席に乱入し、マイクを奪ってがなりたてました。徳光アナ必死に予備のマイクにしがみつき「デストロイヤーがマイクを奪って何事か言っています。ワタクシには何を言っているのかサッパリわかりません。」
ダメだこりゃ。

2007年2月26日月曜日

フロッピーディスクから泡が出る?

任天堂のWiiやDSの売れ行きが好調のようです。
今でこそコンピューターゲームで世界的な企業になった任天堂ですが、元々は明治22年に創業した花札をつくる会社でした。
大統領のブランド名の花札を知っている方も多いと思います。
私は任天堂の花札以外の花札は見たことがありません。
TVゲームに進出したとき、花札を作る技術がコンピューターゲームに生かされているのだと、まことしやかに言われました。

花札は全ての札が均一に作られていなければ、裏を見ただけで表がわかってしまう。
だからその技術がすばらしいのだというのです。
技術がすばらしいのはわかるけど、なんでそれがTVゲームに結びつくのかはよくわかりません。それよりも、光線銃とかのおもちゃも作っていたので、そっちの技術ではないかと思うのですが。
今はどうかわかりませんが、洗剤メーカーの花王は、OEMを含めてフロッピーディスクで大きなシェアを占めていたことがあります。

洗剤で汚れを落とすための細かな泡の技術がフロッピーディスクを作るのに役立つのだそうです。
当初は洗剤メーカーの商品ですので、使ったら泡が出てくるんじゃないかと揶揄されたそうです。
デジカメの普及で写真用のフィルムが売れない富士フィルムでは、写真用フィルム製造の技術をいかして、工業用(例えば、液晶のディスプレイ)のフィルムを作って、DPE業界の不況の中で大変な利益を上げています。

これらは、本業の技術を使ってうまく他の業界に転出できた例ですが、この陰には何倍もの失敗例があるのだろうと思います。
私などはその失敗例の方に興味があるのですが。

2007年2月24日土曜日

ジョージ・ハリスンは東北訛り?

今日2月24日は元ビートルズの誕生日です。
ビートルズにちょっと詳しい人なら、ジョージの誕生日は25日じゃないのというかもしれません。実は出生届けは25日になっていますが、本当に生まれたのは24日の11時42分で、いまでは24日とすることが多いようです。

ビートルズ時代のジョージは、どちらかというとジョン・レノンとポール・マッカートニーの影に隠れていて、あまり目立ちませんでした。
でも、ビートルズが解散して、それぞれがソロアルバムを出してみると、ジョンとポールがビートルズとの決別を意識した曲作りになったのに比べ、ジョージのアルバムが一番ビートルズ風のサウンドなのに驚きました。海外でも評判が良かったようです。
あらためてビートルズにおけるジョージの存在感を認識したものです。

ギターのテクニックはあまり評価されていませんが、エリック・クランプトンは「ジョージ・ハリスンは最も実力の割りに評価されていないギタリストの一人だ」と言っています。
私は「ビートルズフォーセール」の頃のサウンドが一番好きです。
ジョージはリバプール訛りがいつまでも抜けず、いつもジョンにからかわれていたといいます。

ところで、リバプール訛りってどういう訛りなのでしょう。ちょっと考えてみました。
ビートルズの4枚目のシングル曲「She loves you」をきくと、LOVEがロブときこえます。後の「愛こそはすべて」のころにはラブと発音しているようです。もしかするとこれでしょうか。ジョージの場合は「Tell me why」のコーラスでmeがメェにきこえます。歌を唄うときは意識するので、千昌夫でも吉幾三でも普通より訛りが出にくいみたいですが、ジョージの最初の自作の曲「Don’t bother me」でもミィエともききとれます。

また一番はっきりと訛りがわかるのは「Do you wont to know a secret」(作曲はジョン)の歌詞”Listen”はリスンではなくて、どう聞いてもレッスンにきこえます。
こういうのがリバプール訛りなのでしょうか。
もしそうならリスンがレッスン、ミーがメェ まるで東北弁のようですね。
ジョージは2001年の11月29日に肺がんのためになくなりました。
できるならばもう一度あのグレッチサウンドを聞きたかったです。

2007年2月23日金曜日

雨の日はちょっと真面目に。

今日は札幌は2月には珍しく昼前から雨が降っています。
今年は北海道も暖冬で例年と比べて雪が少ないようです。
だいぶ前に読んだ本に,雨の日が嫌いになったら歳を取ってきた証拠だと書いてありましたが果たしてそうでしょうか。

長嶋監督でなくとも、大抵の人は天気の良いほうが好きでしょう。
以前、雨の日の方が好きだという人の話をきいたことがあります。
その理由は、雨は皆に平等でやさしいからというものです。

「天気が良ければ、幸せな家族は行楽に出かけ、仲の良いカップルはデイトをし、健康な人はスポーツをやり、人気のある商店は売り上げが伸びるでしょう。でも皆が皆、幸せで健康で、人気のある店ではありません。雨が降れば、皆平等に家の中に閉じこもり、また流行っている店も、そうでないところも売上げにそう差がでません。」などと言っていました。

まあ一理はあるかもしれませんが無理がある、やはり変な理屈です。
他人が不幸になったからといって自分が幸せになる訳ではありませんよね。
でも、自分も含めて日本人の心の中には、そのように考えがちところがあるような気がします。
日本人は皆が平等に不幸ならいいけど、だれかが努力してお金持ちになったりすると、その人に対して嫉妬心から批判したり足を引っ張ったりする傾向があるようです。
出る杭は打たれるというやつです。

政府は生活保護世帯の母子加算のカットなど,保護費の削減をめざしています。
理由は、一生懸命働いていても年収が少ない人達とのバランスを考えてというものですが、これは本末転倒で、一生懸命働いている人達の生活が楽になるようにするのが先ではないでしょうか。
これでは「皆で一緒に貧乏になりましょう」と言っているような気がします。
安倍総理だけにやるべきことが“安倍こべ”だったりして。(^_^;

2007年2月22日木曜日

WGはホワイトゴールドです。

昨日は宝飾品は今はあまり財産としての値打ちがなくなってきていると書きました。
もちろん買った時期やお店、品物にもよりますが、通常ですと売却する場合は買った時の値段の一割で売れれば良いほうでしょう。
宝石の中には石自体には、ほとんど値段がつかないものもあります。
例えば、アメシストやブルートパーズ、シトリントパーズ、トルコ石などは玉は大きくてもあまり価値はありません。

買取価格はほとんど台に使っている金やプラチナの地金の値段になってしまいます。
因みにブルートパーズは透明なトパーズを熱処理などで色をつけたものですし、シトリントパーズは同じくアメシストに熱を加えて黄色に変えたものが多いのです。インペリアルトパーズですと多少価値はあるようです。

金やプラチナはお金と一緒なのでいつでも相場で売ることができます。
相場を知りたければネットで田中貴金属工業にアクセスすれば金とプラチナと銀の今の値段がわかります。ただしこれは例えば金ですと24金のインゴットの価格です。
一般の装飾品は18金で作られているのでこの75%の価格、さらにジャンク扱いですので数%安くなります。

通常、一般の方は質屋さんやリサイクルショップに売りにいかれるとおもいますが、お店によってマージンが違うので注意が必要です。
質屋さんたちは集めた貴金属を専門の業者に転売するのですが、その時のマージンが一割と考えるところもありますし、ひどいところは5割以上もとるところもあります。
持ち込む重量によっては何万円も違うことがありますので、できれば何件か見積もりを取ったほうがよいでしょう。
金やプラチナであれば壊れていようが汚れていようがデザインが古かろうが半端であろうがかまいません。

ただし金歯は買わないところが多いようです。
金張りや金メッキもだめです。
刻印にGFとあったら金張り、GPはグランプリではなくて金メッキですので確認してみてください。
WGはホワイトゴールドですので問題はありません。
HGはハードゲイ、RGはリアルゲイですの当然だめですね。
最近出てきませんね。(^_^)

2007年2月21日水曜日

婦人物のスーツが売れません。

グリーンジャンボの宝くじを買いました。
もともと宝くじを買うのはお金持ちになるためだと思うのですが、宝くじを買うたびに貧乏になっていくと感じるのは私だけでしょうか。

最近婦人物のスーツがあまり売れないようです。
理由はライフスタイルが変わってきたことが大きいと思います。
前は街に出たり、食事や旅行に行ったりするときにはスーツに着替えておしゃれをしていく方が多かったようです。

ところが今はどこに行くにもジーパンとTシャツでOKになり、わざわざスーツ着替えることがなくなってきています。
スーツを着ているのは保険屋のおばさんだけみたいになってしまいました。
スーツが売れないということは、それにマッチしたバッグや靴、宝飾品も売れなくなるということです。
ケリータイプのハンドバッグは売れなくなりエディターズバッグやショルダーバッグのようなものが人気です。靴もスニーカーのようなカジュアルのものが売れています。
メーカーとすればバッグや靴はカジュアルのスタイルに切り替えていけばよいのでまだましですが、大変なのは宝飾品業界です。

カジュアルのスタイルに合うアクセサリーは従来からの宝石の品質やグレードにこだわったものではなく、デザイン性を重視したものになってきています。
おかげで単価はどんどん下がってきています。
もちろん宝石は財産にはならないということがわかってきたのも一因ですが。

宝飾品の業者が集まっている東京の御徒町では毎日のように店をしめるところがあるともききます。
ライフスタイルが変わってしまうと、個人や一企業の力ではどうしようもなくなってしまうことも多いです。
デジカメの普及で町のDPEの店は深刻な状況ですし、家具業界では鏡台や婚礼箪笥が全く売れなくなってきました。

日本の伝統工芸も売上げに苦心しているところも少なくないようです。やはり現代のライフスタイルにもマッチした商品を開発していかなければ立ち行かなくなるかもしれません。
誰かが「うちは300年も同じやりかたでやっている。」と自慢するのは300年も何も努力していないと言っているのと同じだと指摘していました。

やはり伝統工芸にもイノベーションが必要だということでしょう。
でも最近は新しい試みをしている職人さんも多く、この先は楽しみです。

2007年2月20日火曜日

ティファニーで朝食は食べれませんから。

当店のお取引先の京都の五明さんはティファニーの仕事もされていました。
五明さんの技術が世界のティファニーにも認められているということで、すばらしい事だと思います。
ティファニーといえば日本でもオードリー・ヘップバーン主演の映画「ティファニーで朝食を」で一躍有名になりました。

日本人観光客の中には本当にティファニーまで朝食を食べにいった人がいたとか。
ティファニーに限らず、日本人の海外ブランド品はよく知られています。ルイ・ヴィトンの売上げの半分以上は日本人によるものだと言われていますし、シャネルのギャランティーカードはフランス語、英語とともに日本語で書かれていることをみても、いかに日本人が上得意であるかがわかります。
こういうと必ず「日本人は訳もわからずブランド品を買っている。本当の価値などわかっていないのだ。」と言う人がいます。

私は必ずしもそうは思いません。
コピー品でも安ければ買うという人はともかく、むしろ日本人は良いものだとわかっているから一流ブランド品を買うということもあるのではないでしょうか。
日本人は物のつくりにこだわります。箪笥などでも、引出しを抜いて、本体の内部にまで桐が張っていないと気がすまない人も多いのです。

そうでなければ、ルイ・ヴィトンの売上げの半分以上を日本人が買うということにはならないのではないのでしょうか。
ルイ・ヴィトンやエルメスをお使いになったことがある方なら、その作りやデザインの良さはおわかりになると思います。
特にエルメスは縫製の良さもさることながら、革製、布製を問わず、日焼けによる色落ちなども少ないように思います。一体どのように作られているのでしょうか。

もっとも値段も目の玉が飛び出るほど高いです。
海外ブランド品にこのくらいのお金を出せるなら、日本の伝統工芸品にももう少し目を向けて欲しいと思っている職人さんも多いのではないでしょうか。

前述のティファニーに本当に朝食を食べに行った日本人がいたという話を友人のK君に話したら、K君は真顔で「そうかぁ、ティファニーはディナーだけかぁ」

このような人間が日本の恥を世界中に撒き散らしているのです。
6カ国協議で日本だけ孤立するはずです。(^^;

2007年2月19日月曜日

開店しました。 よろしくお願いします。

この度、和の心 夢戯屋を開店いたしました。どうぞよろしくお願いいたします。
私のようなアナログ人間がネット上でショップを持つなど、数年前には考えもしなかったことです。
しかしながら、好むと好まざるとにかかわらず、IT化、デジタル化の流れは止めることはできないでしょう。

その一方で、古来からの日本の伝統工芸は売上げの減少や後継者不足で消えていくところも多いようです。
日本の伝統工芸には本当にすばらしいものが多く、私にもこんな経験があります。私の母親は古い硬貨を集めていて、あるときデパートのコイン商が硬貨を高価買取するという広告を見て、この機会に売ってしまおうということになりました。

普 通このような場合、広告に出ている買取価格は最高の状態のものであり、大抵はずっと安い価格になってしまうものです。でも私たちが持っていった硬貨はその 最高の価格で買ってもらえました。店の方も、どのように保存していたのか不思議そうに聞いてきました。普通はシミや変色が出るものだそうです。

そ のときは解らなかったのですが、後に家具業界に入ったとき、その理由がわかりました。母親は硬貨を桐ダンスに入れて保存していたのです。桐ダンスは、木自 体が湿気を吸ったり吐いたりして、内部を常に最高の状態にして、中の着物などを守ってくれます。また、火事などにあっても、桐ダンスは真っ黒に焼けても中 の着物は無事だったという話もよくききます。

桐ダンスが硬貨を最高の状態に保ってくれたのだと思います。
このようなすばらしい箪笥を持っているのは、おそらく日本人だけでしょう。
その他にも、陶磁器、漆器、絵画など日本の伝統工芸にはすばらしいものがたくさんあります。伊万里焼がマイセンに大きな影響を与えたのは承知の事実ですし、浮世絵がなければロートレックやゴッホの名画も生まれなかったかもしれません。

和の心 夢戯屋では現代にもマッチした日本の職人の技をご紹介していきたいと思っていますので、どうぞよろしくお願いします。