2007年3月27日火曜日

お願い。捨てないで

先日テレビで「たかじんのそこまで言って委員会」を見ていたら、環境問題の常識のウソが話題になっていました。
例えば、地球温暖化の影響で北極海の氷が溶けて、海面が上がり多くの国が水没する危機にあるというけど、氷は溶けると体積が減るのは常識で海面が上がるなんてことはありえないということです。

では大陸のある南極は大陸上の氷が溶けて海に流れ出すのではという心配はないかというと、これも冷蔵庫の霜と一緒で周りの温度が上がると逆に氷は増えるのだという。
理論的には全くその通りだと思います。環境問題は大事なことだけに、事実を正確に伝えてもらわないとかえって逆効果になると思います。

ろくな検証もしないで、ただ危機感を煽るマスコミにも大きな問題があると思います。
これでは「あるある」と大して変わらないのではないでしょうか。
番組ではリサイクルで回収するペットボトルも再利用されるのはホンの一部で、残りは焼却されるとも言っていました。

ペットボトルに限らず、お金をかけて回収されたものも、実はあまり再利用されていないのだという話はよく聞きます。
これでは、環境問題が一部の人達の金儲けのために利用されているといわれても仕方がないでしょう。
環境問題を考えるなら、まず物をだいじに使うことでしょう。
昔の洋服などはサイズのお直しが容易なように、縫い代をたっぷりとって作られていましたし、酒瓶なども回収して何度も使っていました。欧米では靴は修理しながら長年同じものを履く人が多いようです。

桐箪笥は買う時は高価なのですが、洗いに出すと何度でも新品同様に生まれ変わり、代々使えてかえって安上がりかもしれません。
昔は着物も染め直して使っていたようです。(今もかな?)
生活様式も変わり、総て昔と同じという訳にはいかないでしょうが、良いものを長く使うということをもう少し考えても良いのではないでしょうか。

団塊世代の奥さん達も年金が半分もらえるからといって、簡単にご主人を捨てないでください。まだまだ再生可能かもしれません。
ただし良いものに限りますが。