ブランド品のコピー商品の密輸が後を絶たないようです。以前は韓国製が多かったのが今は中国製が多くなったようです。
メーカー側もブランド名などを印刷した糸をメーカーにしかわからない場所に縫い付けたり、ギャランティーカードに特別のライトを当てるとブランド名が浮き出したりと色々対策はしています。
でもこれらはメーカーが真贋を判定するためのもので、一般消費者のためのものではありません。そもそも自社の製品なら特別な糸やライトを使わなくても品物をみれば判定はできそうなものですが、それだけコピー商品の水準が上がっているということでしょうか。
新しいうちは本物もコピー商品もそれほど違いはないように見えますが、使っているとその違いがはっきりしてきます。コピー商品はすぐにボロボロになってしまいます。
コピー商品に新品が多いのはそのせいもあるのでしょう。
いつもブランド品を取り扱っているプロでもたまに間違うこともあるので、ましてや一般の方には真贋の判定は難しいかもしれません。
よくテレビなどで見分け方をやっていたりしますが、あれが総てではありませんし、コピー商品もすぐに進化しますのであれだけを鵜呑みにするのは危険です。逆にテレビで言っているコピー商品の特徴を持っていても本物があったりします。
それと意外に質屋さんが鑑定したものだから間違いないと盲目的に信じる人が多いのに驚きます。
確かに質屋さんは真贋を見分ける力を持っている方が多いのですが、これも得手不得手があってブランド品はあまり詳しくないという人もいるのです。
宝石の鑑定は特に難しいといわれ、よくわからない人も多いようです。
それにしてもブランド品のコピー商品の大半は日本に出荷されるとのことで、日本人のモラルにも問題がありそうです。
コピー商品の大生産基地の中国で、先ごろルイ・ヴィトンやヴァレンチノの本物の商品が中国国内で販売するための水準に達していないという理由で焼却処分されたというニュースが報道されました。
もしかしたら中国製のコピー商品に似ていなかったせいかもしれませんね。