メジャーリーグで松坂が話題になっています。
特に彼が投げるというジャイロボールに注目が集まっているようです。
私はなぜかジャイロボールの話を聞くと、一峰大二の漫画「黒い秘密兵器」の黒い秘球を思い出します。
黒い秘球はボールがあまりにもすばやく変化するので、ボール自身の影がかかってボールが黒く見えるらしいです。同じようにゼロの秘球も上のボールの影で下のボールが黒く見えるすごい魔球でした。(詳しい説明は省きます)
この他にもボールの革を剥いてボールが蝶のようにみえる「妖球バタフライボール」というめちゃくちゃなのもありました。
原作者の福本和也はちばてつやの「ちかいの魔球」の原作者でもあるようですが、「ちかいの魔球」の方がまだ少し表現が控えめなようです。
「ちかいの魔球」は「巨人の星」のモチーフにもなったスポ根漫画の草分け的名作でした。
ちばてつやの作品はいろんな漫画に影響を与えているようで、「紫電改のタカ」の二機のタイガーモスキットがあたかも一機であるがごとくみせかける戦略は、後にかわぐちかいじの名作「沈黙の艦隊」のなかでアレキサンダーとキングの2隻の潜水艦が一隻とみせかけて、主人公の潜水艦と戦うストーリーに取り入れられています。
それにしてもジャイロボールが話題になるところをみると、アメリカ人は日本人と同じに魔球好きなのでしょう。
ヤンキースの井川もひとつ「納豆ボール」でも開発してはいかがでしょう。