横綱の朝青龍がようやく五分の星になりました。
平幕の力士が横綱に勝つことを金星をあげるといいますが、金星には美人という意味もあるようです。相撲用語には他にもたにまち(ひいきすじ)馬力(酒)アンコ(太った力士)ソップ(痩せた力士)など独特の言葉があります。
相撲に限らずその業界だけで通用する面白い言葉は他にも色々あります。
競馬界では馬の風邪の事をナイラといいますし、馬糞はボロ、フケとか馬っ気を出すなどという言葉もあります。めったにありませんがスタートのやり直しのことをカンパイといいます。英語のカムバックからきたのではないかといわれているようです。昔、荷役の馬車の馬を操るのにバイキ、バイキと声をかけていたのも英語のバックからだとききます。
トラックが今ほど普及していなかったときは荷物は馬車で運ぶことが多かったのですが、雪国では冬は荷台がソリになっていました。
馬ですから当然馬糞をするのですが大体ほったらかしです。
春になって雪が解けるとそれまで雪にかくれていた馬糞がいっせいに顔を出します。
馬は主にワラを食べているので馬糞も乾くとワラ同然です。
それが春の馬糞風にあおられて飛び散り、目や喉の粘膜を刺激します。
目が痒くなったり、喉がいがらっぽくなったりします。
馬糞による喉の痛みには龍角散が良く効きます。「バフンといえば龍角散」です。