あれほど騒いでいた森新一「おふくろさん」問題、最近はさっぱり報道されませんね。マスコミも煽るだけ煽ってもうあきたというところでしょうか。
私にはどうでも良い問題ですが、でもあの作詞家も少し変ですね。
歌は作詞・作曲も大事ですが、やはり歌手の力量によっても存在感は違ってくるのに、そこら辺は全く無視。曲を作ってやっているという感覚なのでしょう。
歌を作り変えるということに関しては昔はもっとおおらか(いいかげん)で、お笑いタレントなども結構替え歌をネタにしていました。
ポール・アンカの「ダイアナ」は「君は僕より年上で、だから僕は歳が下♪」とか、エルビス・プレスリーの「ハートブレイクホテル」は「恋に破れた若者達が、おサルの籠屋だほいさっさ♪」、同じくプレスリーの「ハウンド・ドッグ」の「ユー エイント ナッシング バタ ハウンドドッグ♪」のところを「オマエ ハイタカ ハンズボン♪」、ニール・セダカの「恋の片道キップ」の「チューチュートレイン チャガ ダウンザトラック(中略)・・・ウウウウ~♪」は「チューチューチュー チュチュチュチュチュ、アンマリキスシテスリキレタ ウウウウ~♪」など思い出されます。(古くてすみません)
日本の歌では五木ひろしの「長崎から船に乗って」の「長崎から船に酔って神戸で吐いた~♪」が割と気にいっています。
金沢明子の「イエローサブマリン音戸」などビートルズが聞いたら心臓麻痺を起こすのではないかと思います。
でもジョン・レノンは日本の民謡にも興味があったらしく、「アイ アム ザ ウォーラス」のエンディングのフェイドアウトする部分に「大漁唄いこみ」のエンヤドット、エンヤドットをフューチャリングしているということです。
因みにこの「アイ アム ザ ウォーラス」はAからGまでの全メジャーコードを使った世にも珍しい曲だとラジオで紹介されていましたが、この曲の発売された前の年の1966年にジョンはたった一つのコードしか使わない「トゥモロー ネヴァ ノウズ」を発表しているので、もしかすると「トゥモロー・・・」で味をしめたジョンが次に全コードを使った曲をものにしとうと考えて作った曲かもしれません。
いずれにしてもジョン・レノンは天才ということでしょうね。