2007年4月21日土曜日

メディアに襟などないのでしょうか。

先日NHKのBSでローリングストーン誌による歴代ベスト100ミュージックの発表を放送していました。
ミュージシャンや評論家たちのもっとも影響を受けた楽曲を投票してもらった結果だそうです。
一位はボブ・デュランのライクアローリングストーン、二位はローリング・ストーンズのサテスファクション、三位はジョン・レノンのイマジンでした。

どうもローリングストーン誌のこの手の投票では、ライクアローリングストーンとローリング・ストーンズが必ず上位に来るようで、前にイギリスで似たような企画をやったときも同じような結果だったと記憶しています。
欧米人のジョークでしょうか。
このような投票の時になると、エルビス・プレスリーやビートルズは不利なようです。
ヒット曲が多すぎて票が割れるからではないでしょうか。

プレスリーなどはベスト・アルバムを何枚でも出せるくらい名曲が多いようです。
以前イギリスのBBCだったでしょうか、今世紀でもっとも影響力があった曲みたいなランキングで一位がキンクスのユー・リアリー・ゴット・ミーだったのにはちょっと驚きました。
確かにユー・リアリー・ゴット・ミーは名曲で、ドアーズのハロー・アイ・ラブ・ユーはこの曲の盗作ではないかといわれた曲ですが、日本にいるせいでしょうか、それほどの影響力があったとも思えないのですが。

ビートルズやストーンズ、クリフ・リチャードなどの曲はやはり票が割れたのではないでしょうか。
余談ですが私はキンクスならサニー・アフターヌーンが一番好きです。
今年は国民の投票による選挙の年です。
安倍総理は支持率はあまり気にしないと言っています。

民主党の小沢代表も表に現れる支持率より、実際に選挙で投票する人の支持率が大事だというようなことを言っています。
そのまんま・東現象で、お笑い・ミーハー選挙にならなければ良いのですが。
メディアももうそろそろ東国原知事のどうでもよい報道は控えたらいかがでしょう。
小泉劇場を煽りすぎたことで、「我々も少し反省しなければ」などといっていましたが、また同じことを繰り返す。
なにかあると「我々も襟をたださなければ」といいますが、メディアには襟などないのかもしれません。