昨日の横浜・巨人のプロ野球を見ていたら、巨人の小笠原のコメントで高橋由伸が一塁からホームまで激走したのを見て燃えたと言っていました。
解説者もこういうのが大事だというようなことを言っていました。
映像をみると高橋は確かに一生懸命走って、最後はホームベース上でへたりこんでいました。
でも私には高橋はまだまだ回復していないのかなと思ってしまいます。
同じ日の朝、ヤンキースの試合を見ましたが、故障明けの松井がやはりポサーダの二塁打で一塁からホームまで全力疾走してきましたが、何事もなかったようにケロッとしていました。
松井に限らずMLBの一流選手は、A・ロッドでもジオンビでもこのくらいあたりまえのようにこなします。
高橋は松井よりひとつ年下のはずですが、最近はすっかりベテランという感じです。
ケガが多くて満足な練習ができないのかもしれませんが、もう一度身体を鍛え直す必要があるような気がします。
ケガといえばデビルレイズの岩村が脇腹をいためてDL入りしました。
好調だっただけに残念ですが、素人の私が言うのもなんですが、今の岩村のバッティングでは故障の危惧はありました。
打つ時に目一杯身体が開いてしまうのを、なんとか腕を遅らせてレフト側に打っていましたが、これでは上半身に負担がかかり、いかにも無理な打ち方に見えます。
これまで好調でしたが、今のままでは甘い球をレフト側にしか打てず、外角の変化球にはついていけないのではないかと思います。
ロッキーズの松井稼頭央の故障はもっと残念です。
もともと日本でプレーしていたときはイチローにも匹敵するような選手で、今年は好調だったので期待していたのですが。
そう考えるとやっぱりすごいのはイチローということになります。
バッティングに関してはMLBにはもっとすごい打者がたくさんいます。
もとヤンキーズでいまタイガースのゲーリー・シェフィールドはホームランを打たなくていいのなら俺もあれぐらい打てると言っていますし、レッド・ソックスのラミレスもヒットならいつでも打てると言っています。
確かにイチローのヒットはアメリカの芝に助けられた内野安打が多いのも事実です。
イチローが本当にすごいのはあれだけ出塁して走り回ってもビクともしない頑強な身体とスタミナではないでしょうか。
昨年はわずか一試合しか休んでいないようです。
ヤンキースの松井よりひとつ年上ですが、相当節制して鍛えているということでしょう。
200本以上の安打を何年も続けていけるのもこの頑強な身体とスタミナがあるからでしょう。
シェフィールドがいくら頑張っても何年間も200本の安打を続けることはできないでしょう。