2007年4月16日月曜日

祇園精舎の鐘の声てか。

早稲田のハンカチ王子が6大学の開幕戦に登板したことが話題になっています。
昨年の4倍以上の17000人の観客がきたそうです。
従来の観客と違うのは、30歳代から40歳代の女性客が大勢押し寄せたということらしいです。
この30代から40代の女性というのは流行には何でも飛びつく層みたいです。

小泉首相ブームのときは純ちゃん、純ちゃんと叫び、冬のソナタではヨンさま、今は一生懸命ハンカチを振っています。
3~4年位前まで続いた異常なブランド品ブームの主役も実はこの人達です。
一流ブランドの商品は今も昔も安定した売上げはあるのですが、この前のブームの時の品不足、それによる価格上昇は異常でした。

人気商品や限定商品はプレミア価格で売られ、中には定価の何倍もの価格で取引されたものもありました。
私も定価10万円位のヴィトンのバッグを25万円で仕入れて、翌日35万円で売り抜けたこともあります。
これらの商品を買ってくれたのもやはり30代から40代の女性達が圧倒的でした。
なにしろ暇と金がある割りに思慮分別がないといったら失礼ですが、商品知識が乏しいのにブランド品なら何でも飛びつきました。

プラダのことをプラザと言ったり、フェラガモの靴をカルガモ(本当の話です)、フェンディをフレンディーやフレッティーとか、もうどうでも良いという感じです。
印象に残っているので、それほど有名ブランドではありませんがパーソンズの時計を買うのにパーキンソンと言った女性もいました。私はおもわず「奥さんそれじゃ病気でしょ」
この年代の女性の購買力は高くて、うまく商売に取り込めれば大きな利益をあげることができますが、なにしろ移り気。

ブランド品ブームもすっかり落ち着いてしまい、中古品の価格も一時の面影はなく、すっかり落ち込んでしまいました。
韓流ブームも去ってしまいつつあるようです。
やはりブームに便乗したビジネスは長続きしないようです。