真珠の養殖の投資話の詐欺が話題になっています。
またかという感じですが、この業者の社長は鯛の養殖詐欺にも関係しているとのことで、全くひどい人間です。
今時こんな詐欺に引っかかるほうが悪いという見方もありますが、詐欺師というのは、善良な人間がまさかそこまではしないだろうということを平気でできるものです。
また騙し易い人から容赦なく騙し取ります。
老人はもとより、長いつきあいの信頼している人間でも平気で裏切ります。
知らない人間より知っている人間の方が騙すのが簡単だからでしょう。
立派な社屋に、有名人を使ったコマーシャル、自信を持ったセールストークですっかり騙されます。
すばらしい商品を扱っているところほど、商品に自信があるため、営業力が劣ったりしますが、なにしろ詐欺師は扱っている商品に全く自信がないため、逆にすごい営業力を持っていないとビジネスが成り立たないのです。
確かに引っかかる方も欲に目が眩んだということもあると思います。
ある旅人が、山中で鶴が怪我をしているのを見つけました。
もともと鳥は嫌いだった旅人ですが、鶴の恩返しの話を思い出して、一生懸命手当てをして食べ物まであげたそうです。
それからずっと鶴が恩返しに来るのを待っていましたが、いつまでたっても来ません。
旅人があれは鶴ではなくてサギだったと気がついたのはずっと後になってからだそうです。
人間欲を出してはいけません。