2007年4月2日月曜日

ダイヤモンドを割るには・・・

もう4月です。一年の四分の一が終わったことになりますね。
4月の誕生石はダイヤモンドです。
多くの宝石の中でやはりダイヤモンドは特別で、4月生まれの人はなんとなく得をしたような気がするかもしれません。
宝石の中で鑑定書がでるのはダイヤモンドだけです。

鑑定書と鑑別書を混同されている方もいますが、鑑別書はただこの石がなんであるかを証明するものでグレードなどは書かれていません。
鑑定書にはいわゆるダイヤモンドの4C、カラット(重量)、カット(形と磨きの正確さの等級)、クラリティー(透明度の等級)、カラー(色の等級)が記されています。

この4Cでダイヤモンドのグレードが決まるのですが、気をつけなければならないのは、販売店の系列の鑑定所の鑑定書はやはり自店の物に少し評価が甘くなる傾向にあるということです。ダイヤモンドは地球上でもっとも硬い鉱物ですので、加工するときもダイヤ以外ではできません。割るときは、鉱物が一定の方向性を示してわれる劈開(へきかい)を利用するようですが、ゴルゴ13ではこの劈開の性質を考えて、遠くから狙撃して大きなダイヤを割るというストーリーがありました。

頭の硬い人を石頭と呼びますが、石頭どころかダイヤモンド頭ではないかと思う人もいます。
人のいう事にはいっさい耳を貸さず、何でも反対するのですが、こういう人に限って、学者やマスコミなどの権威に弱く、コロッと意見が変わって、あれほど否定していたにもかかわらず、次にあった時には「俺は最初からそう思っていた」などと平気な顔をして言います。
こういう人間には権威や権力が劈開なのかもしれません。
ゴルゴ13にでも頼んで頭をかち割って貰いましょうか。