2007年2月23日金曜日

雨の日はちょっと真面目に。

今日は札幌は2月には珍しく昼前から雨が降っています。
今年は北海道も暖冬で例年と比べて雪が少ないようです。
だいぶ前に読んだ本に,雨の日が嫌いになったら歳を取ってきた証拠だと書いてありましたが果たしてそうでしょうか。

長嶋監督でなくとも、大抵の人は天気の良いほうが好きでしょう。
以前、雨の日の方が好きだという人の話をきいたことがあります。
その理由は、雨は皆に平等でやさしいからというものです。

「天気が良ければ、幸せな家族は行楽に出かけ、仲の良いカップルはデイトをし、健康な人はスポーツをやり、人気のある商店は売り上げが伸びるでしょう。でも皆が皆、幸せで健康で、人気のある店ではありません。雨が降れば、皆平等に家の中に閉じこもり、また流行っている店も、そうでないところも売上げにそう差がでません。」などと言っていました。

まあ一理はあるかもしれませんが無理がある、やはり変な理屈です。
他人が不幸になったからといって自分が幸せになる訳ではありませんよね。
でも、自分も含めて日本人の心の中には、そのように考えがちところがあるような気がします。
日本人は皆が平等に不幸ならいいけど、だれかが努力してお金持ちになったりすると、その人に対して嫉妬心から批判したり足を引っ張ったりする傾向があるようです。
出る杭は打たれるというやつです。

政府は生活保護世帯の母子加算のカットなど,保護費の削減をめざしています。
理由は、一生懸命働いていても年収が少ない人達とのバランスを考えてというものですが、これは本末転倒で、一生懸命働いている人達の生活が楽になるようにするのが先ではないでしょうか。
これでは「皆で一緒に貧乏になりましょう」と言っているような気がします。
安倍総理だけにやるべきことが“安倍こべ”だったりして。(^_^;