グリーンジャンボの宝くじを買いました。
もともと宝くじを買うのはお金持ちになるためだと思うのですが、宝くじを買うたびに貧乏になっていくと感じるのは私だけでしょうか。
最近婦人物のスーツがあまり売れないようです。
理由はライフスタイルが変わってきたことが大きいと思います。
前は街に出たり、食事や旅行に行ったりするときにはスーツに着替えておしゃれをしていく方が多かったようです。
ところが今はどこに行くにもジーパンとTシャツでOKになり、わざわざスーツ着替えることがなくなってきています。
スーツを着ているのは保険屋のおばさんだけみたいになってしまいました。
スーツが売れないということは、それにマッチしたバッグや靴、宝飾品も売れなくなるということです。
ケリータイプのハンドバッグは売れなくなりエディターズバッグやショルダーバッグのようなものが人気です。靴もスニーカーのようなカジュアルのものが売れています。
メーカーとすればバッグや靴はカジュアルのスタイルに切り替えていけばよいのでまだましですが、大変なのは宝飾品業界です。
カジュアルのスタイルに合うアクセサリーは従来からの宝石の品質やグレードにこだわったものではなく、デザイン性を重視したものになってきています。
おかげで単価はどんどん下がってきています。
もちろん宝石は財産にはならないということがわかってきたのも一因ですが。
宝飾品の業者が集まっている東京の御徒町では毎日のように店をしめるところがあるともききます。
ライフスタイルが変わってしまうと、個人や一企業の力ではどうしようもなくなってしまうことも多いです。
デジカメの普及で町のDPEの店は深刻な状況ですし、家具業界では鏡台や婚礼箪笥が全く売れなくなってきました。
日本の伝統工芸も売上げに苦心しているところも少なくないようです。やはり現代のライフスタイルにもマッチした商品を開発していかなければ立ち行かなくなるかもしれません。
誰かが「うちは300年も同じやりかたでやっている。」と自慢するのは300年も何も努力していないと言っているのと同じだと指摘していました。
やはり伝統工芸にもイノベーションが必要だということでしょう。
でも最近は新しい試みをしている職人さんも多く、この先は楽しみです。