今日2月24日は元ビートルズの誕生日です。
ビートルズにちょっと詳しい人なら、ジョージの誕生日は25日じゃないのというかもしれません。実は出生届けは25日になっていますが、本当に生まれたのは24日の11時42分で、いまでは24日とすることが多いようです。
ビートルズ時代のジョージは、どちらかというとジョン・レノンとポール・マッカートニーの影に隠れていて、あまり目立ちませんでした。
でも、ビートルズが解散して、それぞれがソロアルバムを出してみると、ジョンとポールがビートルズとの決別を意識した曲作りになったのに比べ、ジョージのアルバムが一番ビートルズ風のサウンドなのに驚きました。海外でも評判が良かったようです。
あらためてビートルズにおけるジョージの存在感を認識したものです。
ギターのテクニックはあまり評価されていませんが、エリック・クランプトンは「ジョージ・ハリスンは最も実力の割りに評価されていないギタリストの一人だ」と言っています。
私は「ビートルズフォーセール」の頃のサウンドが一番好きです。
ジョージはリバプール訛りがいつまでも抜けず、いつもジョンにからかわれていたといいます。
ところで、リバプール訛りってどういう訛りなのでしょう。ちょっと考えてみました。
ビートルズの4枚目のシングル曲「She loves you」をきくと、LOVEがロブときこえます。後の「愛こそはすべて」のころにはラブと発音しているようです。もしかするとこれでしょうか。ジョージの場合は「Tell me why」のコーラスでmeがメェにきこえます。歌を唄うときは意識するので、千昌夫でも吉幾三でも普通より訛りが出にくいみたいですが、ジョージの最初の自作の曲「Don’t bother me」でもミィエともききとれます。
また一番はっきりと訛りがわかるのは「Do you wont to know a secret」(作曲はジョン)の歌詞”Listen”はリスンではなくて、どう聞いてもレッスンにきこえます。
こういうのがリバプール訛りなのでしょうか。
もしそうならリスンがレッスン、ミーがメェ まるで東北弁のようですね。
ジョージは2001年の11月29日に肺がんのためになくなりました。
できるならばもう一度あのグレッチサウンドを聞きたかったです。